遊休農地活用 「シェア畑」

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農家 御所で運営開始

農業体験イベントに参加した人たちと上田さん(手前右、御所市で)
農業体験イベントに参加した人たちと上田さん(手前右、御所市で)
遊休農地を活用した「蛇穴ガーデン」(4月5日、御所市で)
遊休農地を活用した「蛇穴ガーデン」(4月5日、御所市で)

 御所市で無農薬、無肥料の自然農に取り組む農家が、長く使われていなかった市内の遊休農地を活用し、複数の希望者で市民農園として利用する「シェア畑」をスタートさせた。3月にはジャガイモを植える体験イベントも開催。高齢化や人口減で農業の担い手が減少する中、試みが注目されている。(浜井孝幸)

作業サポート 気軽に体験できる場に

 シェア畑を始めたのは、大淀町に住み、御所市などで活動する農家の上田 一十志かずとし さん(50)。約1200平方メートルある畑は農地のある場所の地名から、「 蛇穴さらぎ ガーデン」と名付けた。

 上田さんが数十年使われていなかった畑を借り、区分けした上で、知人の声掛けなどで集めた県内外の25人ほどで利用。作業したい時に訪れ、思い思いに取り組むスタイルで、幅広い世代が農業を楽しんでいる。

 所有者は同市の坂本佳宣さん(43)。遊休農地を父親から相続したが、自身は会社員で農業の経験もなかった。そこで「草を刈って置いておくだけなら、何か役に立てられないか」と、地域で農業の取り組みを進める上田さんに相談。農業に関心のある人が集える場所にすることになった。

 借り手からすると、週末菜園をしたくても場所がなかったり、耕運機など農機具が必要になったりと、簡単に始められないのが実情だ。シェア畑では、上田さんが畑の下準備や草刈りなど危険の伴う作業を担い、気軽に畑を使い、体験する機会になればと考えた。

 無償で土地を貸し出した坂本さんは「何十年も作っていなかった農地。雑草が生える荒れ地にせず、畑になっているだけでうれしい。亡くなった父にも、いい報告ができる」と話した。

 上田さんも約8年前に大阪での仕事をやめ、農業の世界に入った一人で、農業者の減少に危機感を抱く。手ぶらで来ても作業できるシェア畑で、農業仲間が増えることを願い、「体験してみて、『もっと農業をやりたい』となったら、近くの田んぼなどを紹介していきたい」と意気込む。問い合わせは上田さん(080・8318・7165)。

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3017449 0 ニュース 2022/05/21 05:00:00 2022/05/21 05:00:00 2022/05/21 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220520-OYTNI50071-T.jpg?type=thumbnail

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