沿線彩る自然と芸術<北越急行>

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まつだい駅近くの線路沿いにある、現代芸術家・草間彌生さんの作品「花咲ける妻有」
まつだい駅近くの線路沿いにある、現代芸術家・草間彌生さんの作品「花咲ける妻有」
まつだい駅からタクシーで約15分のブナ林「美人林」。年間10万人が訪れる人気の観光スポット(十日町市で)
まつだい駅からタクシーで約15分のブナ林「美人林」。年間10万人が訪れる人気の観光スポット(十日町市で)
北越急行の鉄印
北越急行の鉄印

 鉄道の旅の記念となる「鉄印」は、県内では北越急行(ほくほく線、南魚沼市)の十日町駅(十日町市)でも手に入る。沿線には、自然と芸術を楽しめるスポットがいっぱいだ。

展望台棚田を一望

 ほくほく線は全12駅、59・5キロを結ぶ。沿線には十日町市と津南町を舞台に開かれている現代芸術の祭典「大地の芸術祭」のために作られた野外作品が並び、芸術の秋を満喫できる。

 作品のひとつで、現代芸術家の草間彌生やよいさんが手がけた巨大な花のオブジェ「花咲ける妻有つまり」は、まつだい駅(十日町市)で降りた人の目を奪う。オブジェを目指して歩けば、ギャラリーやレストランを備えた総合文化施設「農舞台」に到着。展望台からは、農作業をする人々の彫刻が配置された棚田を一望できる。

 アートの後は、地元の食も楽しめる。農舞台では11月1日まで、地元の新米や野菜を使った料理を提供。十日町駅周辺には、ふのりをつなぎにした「へぎそば」の名店が並ぶ。まつだい駅からタクシーで15分ほどの「美人林」は、樹齢約100年のブナが生い茂り、11月は紅葉シーズンを迎える。

天井に花火、星空

 開業23年のほくほく線は全線の7割がトンネル。景色が見えなくても乗客に楽しんでもらおうと、トンネルに入ると天井がスクリーンになり、計約22分間、コンピューターグラフィックスによる花火や星空の映像が流れる特別列車「ゆめぞら」を、毎週日曜に上下線計8本運行している。

 変わったデザインの駅も人気だ。くびき駅は、銀色でドーム形の形状が宇宙船を連想させる。建築家の毛綱毅曠もづなきこう氏(1941~2001年)の設計で、毛綱氏は当時「太陽系をモチーフに、宇宙的な広がりを表現した」と語っている。

 1日乗り放題の「ほくほくワンデーパス」は、大人500枚、子供100枚限定で、国宝の火焔かえん型土器のデザインを用意。十日町市博物館の入館料割引の特典もある。北越急行の担当者は「歴史に思いをはせながら旅をしてほしい」と話している。(島津杏奈)

書き方の差に味わい

 ほくほく線の鉄印=写真=は、北越急行社員が直筆で書いてくれる。ほくほく線の車両「HK100」のスタンプの上に、ぼん字で「ほくほく」と細い絵筆で書き込む。新型コロナウイルス終息を願い、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」のスタンプも押される。

 社員は全員書道未経験で、書道家の手本を見て練習を重ねた。社員によって鉄印には書き方の差が出るが、同社営業企画課は「味として楽しんでほしい」としている。

 鉄印帳の販売と記帳受け付けは十日町駅で。鉄印帳は2200円、記帳料は300円(いずれも税込み)。在庫が少ない鉄印帳は、今月下旬に入荷する予定。問い合わせは同課(025・750・1251)へ。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

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1554487 0 鉄印帳を携えて 2020/10/17 05:00:00 2020/10/17 08:35:12 2020/10/17 08:35:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/hokuetsu.jpg?type=thumbnail

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