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新勢力

関根学園木製で打撃強化

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様々な種類のティー打撃に取り組む関根学園の選手たち 
様々な種類のティー打撃に取り組む関根学園の選手たち 

 2大会ぶりに行われる夏の甲子園出場をかけ、74チームで争う第103回全国高校野球選手権県大会が10日開幕する。昨秋、今春は関根学園や新潟産大付といった「新勢力」が躍進。春の北信越大会準優勝の新潟明訓などの「強豪・古豪」は再起を誓い、春の県大会4強の新潟を代表とする「公立校」も虎視たんたんと頂点を見据える。各チームが力を入れる練習法や野球理論に迫り、本命不在の今大会を占う。

 

 強打を誇る関根学園の打撃練習は圧巻だ。打撃ケージから放たれた打球は、乾いた打球音とともに軽々と外野の頭を越えていく。その手に握られているのは、試合で使う金属バットではなく、飛距離の出にくい木製バット。大会直前まで、金属バットは握らない。

 礎となるティー打撃も工夫が凝らされている。通常より約20センチ長い「長尺バット」や、約30センチの「短尺バット」など長さや重さの異なるバットを使用するだけでなく、高低や内、外角など様々なコースを想定した打撃練習に取り組む。その数は、10種類近くに及ぶ。「手首の使い方が向上した。厳しい内角攻めにも自然と反応できる」。春の県大会で4番として打率4割超をマークした尾身颯太(3年)は成果を口にする。

 「とにかく打ち勝つチームを作り上げてきた」と安川巧塁監督。金属バットの性能向上に伴う「打高投低」の傾向を踏まえ、有力選手の集まる強豪に対抗すべく、打撃強化に力点を置いた。

 春の選抜大会で4強入りの実績を持つ群馬・健大高崎と練習試合した際には相手監督に頼み込んで練習メニューを聞いた。小山謙太郎部長の出身校で、プロ選手も多数輩出している亜細亜大の打撃練習も取り入れ、昨秋から選手には1日1000スイング以上を課してきた。

 徹底した振り込みが、春の県大会6試合で計35得点と実を結んだ。4回戦の日本文理戦で九回に4点差をひっくり返して逆転サヨナラ勝ちを収めると、準々決勝の北越戦は最大8点差を逆転して2試合連続サヨナラ勝ち。打撃に特化したスタイルは、終盤の集中力や諦めない姿勢といった副産物をもたらした。強豪へのアレルギーを 払拭ふっしょく するように新潟明訓も破り、決勝に進出。同大会10打点の大竹直樹(3年)は「どれだけ点差が開いて負けていても、打って追いつける自信はある」と言い切る。

 決勝は新潟産大付の西村駿杜(3年)に10三振を喫して敗れた。それ以降、打撃マシンで苦手とする変化球を打ち込み、苦手克服にも取り組んだ。「どのチームにも打ち勝って甲子園に行く」と、エースで主軸を担う滝沢夏央(3年)。初の甲子園切符は、築き上げてきたスタイルを貫いてつかみ取る。

かんじきで雪道走る 新潟産大付

 

今春県大会で初優勝した新潟産大付はエース西村を中心に投打ともに総合力が高く、春夏連覇で夏の甲子園初出場を目指す。室内練習場がないため、冬場はビニールハウス内で打ち込み、かんじきを履いて約30メートルの雪道をダッシュするなどして下半身を鍛え上げてきた。

「4秒内で併殺」完成へ 加茂暁星

 

昨秋県大会で初優勝した加茂暁星も力をつけている。春の県大会で守備が乱れて4回戦で新潟産大付に敗れたことから、内野陣は4秒以内で併殺を完成させることを心掛け、練習ではストップウォッチでタイムを計測。守りからリズムを作り、夏の甲子園初出場を狙う。

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2187874 0 群雄割拠の夏 有力校の今 2021/07/08 05:00:00 2021/07/08 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210707-OYTAI50039-T.jpg?type=thumbnail

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