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新潟「分掌制」で効率よく 公立校

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「インテリジェンス部」のリーダーを担い、春の県大会4強入りに貢献した新潟のエース・金田光貴(5月11日、長岡市の悠久山野球場で)
「インテリジェンス部」のリーダーを担い、春の県大会4強入りに貢献した新潟のエース・金田光貴(5月11日、長岡市の悠久山野球場で)

  練習試合や公式戦の試合前練習で相手のシートノックが始まると、新潟のベンチでは選手がストップウォッチを取り出し、相手の捕手や野手の送球の速さを計測する。塁間の速さなど自チームの選手のデータと照らし合わせて盗塁できるかどうかなどを割り出し、試合中にサインを出す。データ分析を担当する「インテリジェンス部」に所属する選手の仕事だ。

 県内随一の進学校で、後藤桂太監督は「日本一練習時間が短い」と苦笑する。限られた時間を有効活用するとともに、選手の自主性を高めようとして取り入れているのが「分掌制」。チーム内の役割を分担するもので、「インテリジェンス部」のほか、練習内容を考える「企画開発部」、トレーニングメニューを作成する「肉体改造部」など7部署があり、それぞれ5、6人程度が担当している。

 チームのブレーンとも言える「インテリジェンス部」のリーダーで、エースの金田光貴(3年)は「自分に何ができるか、考えるようになった」という。相手校だけでなく、自チームの選手の打率や四死球数、防御率といった数値から、チームやそれぞれの選手の長所や弱点を分析。その結果を受けて、「企画開発部」が長所を伸ばし、弱点を補うようなメニューを考案して練習で取り組んでいる。

 このシステムが成果として表れたのが春の県大会だ。3回戦で第5シードの新潟工に2桁得点を挙げて快勝し、4回戦で十日町に1点差で競り勝つと、準々決勝でも再び第4シードの東京学館新潟を撃破した。盗塁など足も絡めて試合の流れを引き寄せ、主将の佐藤育(3年)は「根拠のあるサインが春の結果につながった」と振り返る。

 「部署同士の連携を取ることで、より効果的な練習をすることができた。野球も勉強も1番になって『究極の文武両道』を目指したい」と金田。医学部合格を目指し、夕食後すぐに寝て毎朝2時起きで登校時まで勉強に取り組む努力家だ。ほかの選手も志は同じ。野球も勉強も、頂点を狙う。

打倒私立に燃える 五泉・村上桜ヶ丘

 昨夏に続き、今春の県大会でも8強入りして第5シードとなった五泉。春の県大会準々決勝では、敗れはしたものの、優勝した新潟産大付を相手に接戦を演じた。「打倒私立」を掲げ、猪俣悠真(3年)を中心とした投手力を武器に上位進出を狙う。独自大会となった昨夏の県大会で4強入りの村上桜ヶ丘は、今春の県大会は校内で新型コロナウイルスの感染者が確認され辞退を余儀なくされ、夏にかける思いは強い。1回戦に勝てば、2回戦で第4シードの加茂暁星と対戦する。

(この連載は梅林澄人、岩瀬詩由、大竹弘晃、松田京丈が担当しました)

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2194362 0 群雄割拠の夏 有力校の今 2021/07/10 05:00:00 2021/07/10 05:00:00 新潟のエース金田光貴(3年)(11日午前10時50分、長岡市の悠久山野球場で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210709-OYTAI50019-T.jpg?type=thumbnail

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