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永野騎手大器の片りん 新潟競馬で凱旋V

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猛烈な追い上げで第7レースを制したアヴァニイと永野騎手(馬上)=18日、新潟市北区の新潟競馬場で
猛烈な追い上げで第7レースを制したアヴァニイと永野騎手(馬上)=18日、新潟市北区の新潟競馬場で
永野猛蔵騎手
永野猛蔵騎手

 23年ぶりに日本中央競馬会(JRA)の県出身ジョッキーとして3月にデビューした永野猛蔵騎手(18)が、18日に新潟競馬場(新潟市北区)で行われた新潟競馬で凱旋がいせん勝利を飾った。初レースでの初勝利から、約1か月で早くも5勝目をマーク。大器の片りんを見せる新人騎手は、「トップジョッキーになって、期待に応えたい」と意気込んでいる。

 暴風雨でダートがぬかるみ、「不良」の馬場で行われた18日の第7レース。「アヴァニイ」に騎乗した永野騎手は、中盤まで集団内に位置して勝機を探った。6番手で迎えた最後の直線でムチを走らせると、アヴァニイは外へ飛び出して先行する馬を猛追。先頭をとらえてゴールし、会場はどよめきに包まれた。鼻差での1着が確定すると同時に大きな拍手がわき起こり、「じっと我慢できた。直線でもしぶとく伸びてくれた」とはにかんだ。

 永野騎手がジョッキーを志した原点は、故郷に錦を飾った新潟競馬場にある。保育園児の頃、家族と競馬場を訪れ、乗馬体験などを通して「人と馬との気持ちを一つにできる瞬間」に魅了されたという。小学5年時に同競馬場主催の乗馬スポーツ少年団に入団。中学でJRAの育成プログラムに進み、競馬の世界にのめり込んでいった。

 ただ、JRAの騎手になるための競馬学校(千葉県)は倍率20倍以上と難関で、毎年の合格者は10人に満たない上、半分以上を厩舎きゅうしゃや騎手の親族が占める。周囲からは無謀な挑戦とささやかれたが、諦めなかった。

 連日、自宅から競馬場まで約8キロを自転車で通い、自宅の周りを走り込んだ。乗馬フォームも何度も見直して修正を重ねた。試験の面接で「落ちることは考えていない」と思いをぶつけ、約20倍の倍率を突破して合格を勝ち取った。

 永野騎手は「負けず嫌いで目標に向かって努力できる」と自己分析する。競馬学校でも腕を磨き続け、今年2月に騎手免許試験に合格。同期唯一の模範賞を獲得して卒業し、茨城県美浦村の伊藤圭三厩舎でジョッキーの道を歩み始めた。

 夢を育んだ地でのレースを祈るようにして見守った母のかおりさん(40)は「本当にうれしい」と喜び、調教師を目指す弟の蓮さん(17)も「勝つと信じていた。格好良かった」と感激していた。「一戦一戦の積み重ねが大切。夢は日本ダービーで勝つこと」と永野騎手。若きジョッキーには無限の可能性が広がっている。(梅林澄人)

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1996213 0 ニュース 2021/04/20 05:00:00 2021/04/20 05:00:00 2021/04/20 05:00:00 地元初勝利を挙げた第7レースで、猛烈な追い上げをみせるアヴァニイ(中央)と永野騎手(馬上)(18日午後1時9分、新潟市北区の新潟競馬場で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210419-OYTNI50006-T.jpg?type=thumbnail

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