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東京駅前にコイの鑑賞池           小千谷市と三菱地所と共同で

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「トウキョウ トーチ」の鑑賞池で優雅に泳ぐニシキゴイ(19日、東京都千代田区で)=沼田光太郎撮影
「トウキョウ トーチ」の鑑賞池で優雅に泳ぐニシキゴイ(19日、東京都千代田区で)=沼田光太郎撮影
再開発地区には佐渡市の金鉱石(右)も展示されている
再開発地区には佐渡市の金鉱石(右)も展示されている

 

協賛者特典で「推し鯉」指定

「泳ぐ宝石」と呼ばれるニシキゴイの魅力を国内外の人に知ってもらおうと、JR東京駅前の再開発地区に鑑賞池がオープンした。ニシキゴイ発祥の地とされる小千谷市が三菱地所(東京都)と共同で設置。首都圏などの企業や個人から協賛者を募り、応援するコイ「推し ごい 」を選べる特典をつける。同市は「『日本の玄関口』で多くの人にニシキゴイの魅力に触れてもらいたい」としている。

 鑑賞池は広さ58平方メートルで、三菱地所が東京駅日本橋口前の常盤橋地区に整備する「トウキョウ トーチ」の一角に設置された。約3ヘクタールの街区には、21日に開業した常盤橋タワー(高さ212メートル)や約7000平方メートルの大規模広場のほか、2027年度には高さが日本一となる超高層ビル「トーチ タワー」(390メートル)が完成して東京の新名所になると期待される。

 同社は、日本各地の魅力を発信する拠点にもしようと、全国の自治体と連携した取り組みを進めており、鑑賞池の設置もその一つ。市が約230平方メートルを約10年間無償で借り、緑に囲まれた親水空間を造り上げた。

 年間800万円かかる維持費の捻出とニシキゴイのPRのため、市は50口の協賛を募る。協賛金は30万円(初年度20万円)で期間は5年。池の周囲に協賛者を紹介する銘板(縦5センチ、横15センチ)を設置する。年2万円の上乗せで「推し鯉」も指定でき、画像などを企業PRに利用できる。支払いには「企業版ふるさと納税」も利用可能だ。

 推し鯉は市内の生産者22業者が丹精込めて育てたメスで、「品評会に出品して良いレベル」(大塚昇一市長)という。市内生産者から応募があった69匹から、品評会で審査員も務める市錦鯉漁業協同組合の理事が43匹を厳選した。約100品種あるというニシキゴイの品種の豊かさを知ってもらおうと、「御三家」と呼ばれる赤と白の「紅白」、黒がまじった「大正三色」「昭和三色」だけでなく、金色に輝く「山吹黄金」や体が青っぽい「浅黄」など約25品種をそろえた。

 現在13社が協賛し、そのうち4社が推し鯉を指定した。常盤橋タワーを施工した戸田建設(東京都)は頭部のみ赤い「丹頂紅白」をチョイス。同社は「日本国旗を連想させるようで、日本一の再開発事業にふさわしい」とPR。三菱地所は「推し鯉がいることで池を見に来る人が増え、にぎわいにつながる」と期待する。

 ニシキゴイは19日に放流された。同市は鑑賞池周辺を小千谷縮や日本酒などの地場産品や観光をPRする拠点として活用する考えだ。大塚市長は「ニシキゴイをきっかけに全国の企業や人と結びつき、小千谷を元気にしたい」と話している。

 「トウキョウ トーチ」にはニシキゴイの鑑賞池のほかに、佐渡市が約2トンの金鉱石を設置。同市観光振興課は「情報の発信拠点として活用したい」と意気込んでいる。

 地方の名店など多様なグルメを楽しめる常盤橋タワーの商業ゾーンには、三条市に本店があるイタリア料理店「Tsubamesanjo Bit TOKYO」が出店。日本の新たなシンボルとなる街区で、新潟の魅力を世界に発信する。

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2225601 0 ニュース 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 「トウキョウ トーチ」の鑑賞池に放された新潟県小千谷市のニシキゴイ(19日午前7時31分、東京都千代田区で)=沼田光太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210721-OYTNI50021-T.jpg?type=thumbnail

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