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三条市がふるさと納税の返礼品として用意したアウトドア用品メーカー「スノーピーク」(三条市)の商品が、注目を集めている。瞬く間に品切れとなる商品が相次ぎ、11月の寄付額は2億2500万円超で昨年同月比で2倍以上となる見込みだ。市担当者は「スノーピークの商品が寄付額アップにつながった」と手応えを口にする。
同市に隣接する燕市は昨年度、49億161万円の寄付を集め、県内自治体で7年連続1位に輝いた。それに対し、三条市の寄付額は7億2271万円。大差をつけられる中、同市は「燕に追いつけ追い越せ」と、10月から最高マーケティング責任者(CMO)を採用するなどして、ふるさと納税事業へのてこ入れを図ってきた。7月には、スノーピークと地域活性化に向けた包括連携協定を締結。協定にはふるさと納税でスノーピークの商品を返礼品に活用する内容が盛り込まれた。
11月18日に出品を開始すると、300ミリ・リットルサイズのチタン製マグカップ「チタンシングルマグ 300」など2商品は1日持たず、約20時間半で品切れに。1週間後に「
市は、さらに多くの人に三条市のふるさと納税の返礼品や寄付の使い道などの情報を知ってもらおうと、「三条市ふるさと納税特設サイト」=QRコード=を開設した。同市ふるさと納税担当CMOの沢正史さんは、「スノーピークとのコラボは自分の仕事としても、第1弾となる取り組みだった。弾みがついてうれしい。寄付額の増額に向け、さらに様々な取り組みを打ち出していきたい」と話している。