初代監督に元G広田氏 大分のプロ球団
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大分市の新しいプロ野球球団「大分B―リングス」の初代監督に、読売巨人軍で投手として活躍した広田浩章氏(56)が就任することが関係者への取材でわかった。広田氏は読売新聞の取材に「日本野球機構(NPB)に行ける選手を一人でも多く育てたい」と述べた。球団は12月1日、大分市内で記者会見を開いて発表する。
広田氏は山口県出身。萩商高(現・萩商工高)からNTT中国を経て、1985年にドラフト2位で巨人に指名された。斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己の「3本柱」を中心に投手王国と呼ばれた時代に中継ぎ右腕として活躍した。
福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)やヤクルトスワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)などにも所属し、通算成績は29勝19敗30セーブ。
大分B―リングスは9月末に設立された。九州初の独立リーグを運営する「九州独立プロ野球機構」に熊本の「火の国サラマンダーズ」と2球団で参入し、トライアウトやスカウトで所属選手を集めた。開幕は来年3月20日を予定している。
監督は初めてという広田氏は「ファンの皆さんには、選手が成長する姿を球場で見て、野球を楽しんでほしい」と意気込みを語った。