神官とシェフ「二刀流」奮闘 九重の甲斐さん

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ワインレストランを経営する甲斐さん夫婦
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神事を行う甲斐さん
神事を行う甲斐さん

 創建1300年以上の歴史を誇る九重町松木、宝八幡宮の 禰宜ねぎ 、甲斐 大史ひろふみ さん(40)は、玖珠町のワインレストランのオーナーシェフでもある。「神道は稲作とかかわりが深く、食を通じて神社を身近に感じてほしい」と神官との「二刀流」で奮闘する。

 レストラン「ブラッスリー エスト!」は2019年11月、玖珠町のJR豊後森駅前にオープンした。妻、千和さん(49)と地元の食材を使ったコース料理のランチ、ディナーを提供している。営業は水~土曜日で、神官の仕事がある時は休業することもある。

 甲斐さんは36代目宮司、素純さん(69)の長男で、小さい頃から後を継ぐことは運命と考えていた。食に強く関心を持ったのは皇学館大学(三重県伊勢市)4年の時。アルバイト先の老舗フランス料理店で「地域のひと、もの、ことのすべてが宝」という食を中心とした世界観を教わった。

 それまで趣味だった料理にのめり込んだ。10年以上、修業を続け「地元でしか味わえない豊かさ、楽しさを共有できる地域おこし事業をやりたい」と33歳で帰郷した。

 地元では日本ソムリエ協会大分支部の副支部長を務める。18年12月に自宅の土蔵をワイン蔵に改築し、輸入ワインの販売や客のワインを預かる「貸しワインセラー事業」を始めた。19年5月に自宅敷地内にコテージ風の宿坊を開いた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、新たな事業展開も見据える。甲斐さんは3密を避けて近場で過ごす「マイクロツーリズム」に注目しており、「早朝の参拝、 瞑想めいそう などの神社体験をし、おいしい料理やワインを味わう『神社ツーリズム』を進めたい」と力を込めた。問い合わせはレストラン(090・4473・4090)へ。

(田中博之)

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