サウナの薪に廃材活用 地元の森林組合が無償提供 豊後大野

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テントサウナで使われている薪ストーブ
テントサウナで使われている薪ストーブ
協定書に調印した高橋代表(左)と志賀組合長
協定書に調印した高橋代表(左)と志賀組合長

 「サウナのまち」を宣言した豊後大野市で、市内で発生した廃材を、サウナを暖める まき ストーブで活用することになった。地元の森林組合が無償で提供する協定を結んだ。温泉がないことを逆手に取り、市が進める観光振興に役立てる。

 市内では、五つのサウナ施設が民間団体「おんせん県いいサウナ研究所」を昨年3月につくり、小屋やテント式の「アウトドアサウナ」を運営している。薪ストーブで熱した石に水をかけ、蒸気を発生させるフィンランド式が売りだ。今年度の利用者は2500人を超えた。

 薪がはぜ、蒸気の音が響き、訪れる人を癒やしてくれる。「サウナー」と呼ばれる愛好者が増える中、1日で最大70キロほど消費する薪の調達が課題となっていた。

 廃材は、市内の林業経営者らでつくる「大野郡森林組合」が伐採や加工の際に生じたものを用意する。これまでは山に残して腐らせて処理していた。実情を知った市が組合と研究所の仲介役となった。志賀義和組合長(73)は「十分な量の薪を提供できるはずだ。地域おこしに協力したい」と歓迎する。

 市役所で11日、協定の調印式があった。協定を交わした研究所の高橋ケン代表(39)は「地域の資源を循環させ、観光に役立てられる。もっと多くのお客さんに豊後大野を楽しんでもらうには必要な仕組みだ」と期待を込めた。

【サウナのまち】 「温泉県」なのに温泉がない豊後大野市が昨年7月に地域おこしの一環として掲げた。おんせん県いいサウナ研究所が主導し、「サウナ万博」の開催やPR活動を実施している。国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域(エコパーク)に登録された大自然の中、川や鍾乳洞での水風呂を楽しむのも魅力の一つ。

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2669813 0 ニュース 2022/01/13 05:00:00 2022/01/13 05:00:00 2022/01/13 05:00:00 (ネット可)テントサウナで使われているまきストーブ https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/01/20220112-OYTNI50070-T.jpg?type=thumbnail

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