発見の夫婦見守り届かず 宇佐の県営住宅遺体・1週間

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 宇佐市四日市の県営住宅で住人の高齢夫婦の遺体が見つかってから1週間が過ぎた。2人とも死後約3か月が経過しており、県警が行った司法解剖でも死因が特定されなかった。2人で暮らしていたこともあって見守り対象にならず、周囲の目が届きにくい状態となっていた。

 夫婦について、県営住宅の住人は読売新聞の取材に、「2人とも元気で、今年に入ってからも散歩や買い物に行くのを何回か見たと思う」と語る。「見かけないなと、先月くらいから気になっていたが、深いつきあいではなく、おせっかいはしにくかった」とも話した。

 管理する県住宅供給公社によると、管理人が20日、最近、夫婦を見ていないことを不審に思い、公社に連絡。職員が室内の様子をうかがったが、人けがなかったため、 おい に連絡した。21日に訪れた甥も室内に入れなかったため、宇佐署員とともに再訪し、2人を見つけた。県警によると、目立った外傷はなく、部屋が荒らされた跡も確認されていないという。

 公社は、65歳以上の単身世帯や障害者は毎月1度、訪問などで見守りをしているが、この夫婦は2人暮らしだったため、対象ではなかった。共用部分の清掃といった基本的な管理は、住民が自主的に行っている。公社は「見守り対象を広げることは検討しなければならないが、マンパワー的に厳しい部分がある」とする。

 一方、宇佐市は地域包括支援センターが中心になり、地元の役員らからの聞き取りなどを通じて情報を集めているが、この夫婦について見守りが必要という情報はなかったという。

 是永修治市長は24日の定例記者会見で「高齢者対策の網の中に入っていないパターンで、衝撃を持って受け止めている」として「今回の事例を検証し、再発防止に向けて取り組みたい」と述べた。

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