歴史地区でくつろいで

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「人が集える場にしたい」と話す名倉さん(津山市で)
「人が集える場にしたい」と話す名倉さん(津山市で)

 ◇ザ・シロヤマテラス津山別邸支配人 名倉 邦秋さん

 津山市中心部に2月27日にオープンするホテル「ザ・シロヤマテラス津山別邸」の初代支配人。完成したばかりのホテルに、「人々が集うという基本理念を忘れず、地域活性化にも貢献したい」との思いを込める。

 ホテルは、老朽化した「津山国際ホテル」に代わる施設として、地元経済界が中心となり協議会を設けて建設。運営は、関西地区を中心にホテル事業を展開する「ホテルニューアワジ」(兵庫県洲本市)が手がける。「単なる宿泊施設というだけではなく、市民の憩いの場やコミュニティー機能を持った施設」が理念という。

 地下1階、地上9階建て。観光名所の津山城跡や、重要伝統的建造物群保存地区に選定された城東地区といった津山市内に多く残る歴史的な文化資源に合わせ、瓦屋根を配するなど落ち着いた外観。ペット同伴可能の客室や露天風呂を備えた特別室など65室を備える。地元で採れた旬の食材を使った食事を楽しむこともでき、「市民や観光客がくつろげる場になるようにしたいという思いが詰まった施設になった」とほほ笑む。

 兵庫県姫路市出身で、化学会社に就職し、ブラジルでのプラント建設に5年間携わるなどした。35歳の時、美作市のホテルへの出向を命じられ、さらなる飛躍を目指して約20年前に津山国際ホテルに移った。老朽化などに今後の不安を覚えたこともあったが、新たなホテル建設計画が進むにつれて、「自分の経験を生かしたい」と意欲がわいてきたという。

 新ホテルでは、約60人の従業員らをまとめる立場。これからも率先して利用客目線での接客と笑顔でのコミュニケーションを心掛ける。(佐藤清貴)

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 ◇宇宙の神秘 常にそばに

 ◇美星天文台長 綾仁 一哉さん

 「溶岩と同じように、星も熱いから光ってるんだよ」

大型の反射望遠鏡のそばで語る綾仁さん(美星天文台で)
大型の反射望遠鏡のそばで語る綾仁さん(美星天文台で)

 昨年12月、美星天文台(井原市美星町)が、井原市民会館(同市井原町)前で開いた観望会。雲が風で流れ、夜空に星々がきらめいた。感動した様子で天体望遠鏡をのぞく親子連れらに、宇宙の神秘を優しい口調で語りかけた。

 例年約1万6000人の天文ファンらが訪れる美星天文台で、1993年のオープン以来、天文の普及活動に携わる。2000年に台長に就任。「みんなで感動を共有できることが、星空の魅力。ここに来たからには星を好きになってほしい」と語る。

 大阪府東大阪市出身。小学生の頃から理科が大好きだった。図鑑をめくっては宇宙に思いをはせ、天体望遠鏡で土星の輪などを観察しながら、遠い世界への憧れを強めた。

 天文学を専攻した京都大理学部時代を経て、大学院に進んで本格的に学ぶほど、宇宙の歴史にひかれた。「壮大な宇宙の物語の中で地球が生まれ、そこで生物が進化する過程で私たち人間が生まれた」。憧れの対象だった宇宙が、本当はとても身近なものだと気付いた。

 その思いは、天文台の運営にあたる今も根底にある。「夜空はいつもそばにある。星は身近な存在なんだと伝えたい」と、昨年春からは市街地での観望会を開くようになった。山上にある天文台まで足を運ばなくても星を観察できる手軽さが好評で、参加者からは「次は美星町に行きたい」との声も聞かれるという。

 都会育ちの身には、美星町での生活は、当初は慣れないことも。それでも、地元の同僚が「うちのおばあちゃんが作ったの」とたくあんを分けてくれるなどし、愛着が増した。今では「第二の古里」と呼べるほど大切な土地で、「これからも宇宙や美星町の魅力を伝えたい」と思っている。(阪悠樹)

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402159 0 人あり 2019/01/28 05:00:00 2019/01/29 10:25:17 人が集える場にしたいと話す名倉支配人(津山市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190128-OYTAI50002-T.jpg?type=thumbnail

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