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パターの練習をする小倉選手(総社市の岡山国際ゴルフ倶楽部で)
パターの練習をする小倉選手(総社市の岡山国際ゴルフ倶楽部で)

 ◇岡山操山高3年 小倉 彩愛(さえ)選手 18

 アマチュア選手では異例のホールインワンを、昨秋の女子ゴルフ・日本女子オープン選手権で達成した。快挙から1年の間には、ナショナルチームの一員としてアジア大会にも出場した。躍進を背景に今年の岡山スポーツ賞(個人賞)に輝いた。「ホールインワンは『まさか』という感じだった。緊張はなく、大勢のギャラリーの前でプレーできて楽しかった。ゴルフがもっと好きになった」。爽やかな笑顔が印象的な18歳だ。

 総社市出身。4歳の頃に初めてジュニア用のクラブを握った。両親が姉のために買ったものだった。父に連れられて練習場に通い出すと、ゴルフがますます楽しくなった。ほどなく、父はゴルフクラブを握らなくなったという。「彩愛に悪い癖をつけたくなかったから」。後に理由を聞き、ちょっぴり切なくなった。

 「筋力がないのに力いっぱい振ると、体をこわして悪いスイングが身に付く。真っすぐ打つことに集中しなさい」という父の助言を守った。中学3年で日本ジュニア選手権の12~14歳の部を制し、頭角を現した。

 身長1メートル60。フルスイングを解禁されて現在のドライバーの平均飛距離は230ヤード。さらに飛距離を伸ばすために、1日4回の食事を取って体重を増やす。「好きな教科は体育で趣味は食べること」ときっぱり。冷蔵庫の残り物を調理する時間が至福だといい、「ローストビーフは家族がおいしいと言ってくれますよ」。サービス精神も旺盛だ。

 一日の終わりには「ゴルフノート」をつける。その日の調子や動き、気分、感じたことを丁寧につづる。良いことも、悪いことも自分の手で書いたノートを読み返すことで、「調子の波を冷静に捉えられる」。どこに行くときもカバンに収めるそのノートは、3冊目に入った。

 学校での授業中もこっそりと足上げの筋トレにいそしむ。担任の先生は「いつも明るく、ニコニコと友人と話しています。練習やツアーで忙しいのに、宿題やリポートはしっかりと提出する頑張り屋さんです」と語る。

 2018年度のナショナルチームに選抜され、オーストラリアやインドネシアで開かれたアジア大会に出場した。体格の大きな外国人選手とコースを回って、パワーの差をつくづく感じた。チームのガレス・ジョーンズ・ヘッドコーチ(豪)から、「良くても悪くても進むことを忘れない」と教わったのも、大きな収穫だった。

 第一志望の「女子プロゴルファー」は揺るがない。目標はイ・ボミ選手と有村智恵選手で、「ウェアをまねつつ、スイングフォームを徹底研究している」。コースの傾斜を読み切る眼力と飛ばす力、アプローチの正確さをひたすら求め、来秋のプロテストでの一発合格を目指す。(黒川武士)

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55921 0 「おかスポ」 2018/12/25 05:00:00 2018/12/25 05:00:00 パターの練習をする小倉選手(総社市の岡山国際ゴルフ倶楽部で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181225-OYTAI50000-T.jpg?type=thumbnail

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