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最速135キロ 無敗誓う

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平林金属男子ソフトボール部投手 小山玲央さん 22

「『ソフトボールと言えば小山だ』と言われるようになりたい」と練習に励む小山投手(岡山市北区で)
「『ソフトボールと言えば小山だ』と言われるようになりたい」と練習に励む小山投手(岡山市北区で)

 国内屈指の男子ソフトボールの強豪・平林金属(岡山市北区)に今春、高校生の時に日本代表として出場した世代別の世界大会で頂点に輝いた国内最速投手が加わった。開催中の日本リーグでは、2試合で登板し、いずれも勝利した。周囲から〈次代のエース〉と期待される。

 ソフトボールは野球よりも投手から本塁までの距離が短い。1メートル80、87キロの体を使って右腕から放たれる最速135キロのカットボールは、体感速度で180キロ台後半に相当するという。ライズボールやチェンジアップなど、多彩な変化球も魅力だ。2019年世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のソフトボール部門で最優秀選手に選ばれたチームメートの松田光投手(34)は「すでにチームの中心選手。投げる球も、打者との駆け引きも一流。新人とは思えない」と舌を巻く。

 長崎県佐世保市出身。小学1年でソフトボールを始め、早岐中時代は野球部に所属。佐世保西高で再びソフトボールを選んだ。

 投手として順調に進んでいた高校1年秋、試練が降りかかった。県新人大会の決勝で、高校総体の優勝校・大村工業(長崎県大村市)と対戦。めった打ちにあい、初回から5失点するなど、コールド負けを喫した。「思い上がっていた自分が恥ずかしかった」。当時、ライズボール以外の選択肢がなく、捕手からのサインに従うまま投げていた。「何かを変えなくちゃ勝てない」。変化球習得に加え、打者の観察を心掛けた。配球を考えるようになり、投球にも自信が生まれた。

 成果はすぐに出た。翌年の高校総体予選でチームは大村工業に勝利し、全国大会出場を決めた。さらに全国の強豪を相手に好投を続け、優勝を果たした。「打者との駆け引きを学んで、殻を破れたと思う」と振り返る。日本体育大学に進み、磨いた変化球と駆け引きで、全日本大学選手権3連覇なども達成。大学時代にも日本代表入りし、2019年の世界選手権で準優勝に貢献した。

 勝利したものの、日本リーグの2試合では3本塁打を浴びた。4月、リーグ戦初登板となったジェイテクト(徳島県)戦では、1本塁打を含む4失点。甘い球を見逃さない実業団の厳しさを痛感した。フォーム改良に取り組み、コントロール向上に努めて臨んだ次戦では、2本塁打を浴びたが、2失点完投を果たした。現在も試行錯誤を繰り返しながらマウンドに登る。

 「国内で無敗。日本代表として世界一」を目標に掲げる。頂を目指して、〈次代のエース〉は進化を続ける。(下林瑛典)

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2027375 0 「おかスポ」 2021/05/03 05:00:00 2021/05/03 05:00:00 「『ソフトボールと言えば小山だ』と言われるようになりたい」と練習に励む小山投手(岡山市北区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210503-OYTAI50002-T.jpg?type=thumbnail

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