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対局で礼儀作法学ぶ

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将棋 将棋教室

 倉敷市出身の棋士・大山康晴十五世名人の功績を顕彰する大山名人記念館では、毎月第2、第4土日曜日に子ども対象の将棋教室が開かれる。現在は新型コロナウイルスの影響で休止中だが、計約160人が習熟度別で通う。卒業生には、将棋の八大タイトルの一つ「王位」を獲得した経験もある岡山市出身の菅井竜也八段もいる。

 子どもたちは、出題された3~11手詰めの詰将棋問題を、各自で考えて答えを出す。正解にたどり着いた子から、指導対局や児童同士の対局に進む。帰り際にもう1問、詰将棋を解く。

 生徒の一人、プロを目指す総社市の小学5年・仁熊渓太君(11)は「詰将棋のアプリでの勉強やオンライン対局もするけれど、相手と向き合って将棋を指すのが楽しく、勝ったときのうれしさも大きい。早く教室が再開になってほしい」と話す。

 指導員の大石美明さん(69)は「ここで友達を見つけて仲良くなれば、大きくなって各地の大会で出会える。将棋が上達するにつれ、礼儀作法も良くなる子が多い」と話す。

 将棋人気の高まりで教室の参加者は増えている。一方、各地で将棋を学べる環境が整ってきたことから、県外からの参加は減り、ほとんどが市周辺から通う。

県も普及に力

 県も子どもたちに対する将棋の普及に力を入れている。県教育委員会は、児童の思考力向上や住民との世代間交流を目的に、2018年度、県内190か所の放課後子ども教室に囲碁・将棋セットを配った。

 その一つ「笠岡公民館わくわく教室」では、この将棋セットを使い、週1回、地域の大人が子どもたちに指導。はさみ将棋で駒になじむことから始め、駒の動かし方や作法を学び、実戦も行う。

 昨年9月には、伊原木知事と菅井八段が視察。菅井八段は「大人と真剣勝負ができる」と将棋の魅力を語り、伊原木知事も小学生の頃に将棋クラブに入った経験を振り返り、「将棋は、やっても見ても楽しい」と述べた。

 放課後子ども教室もコロナ禍で多くが休止された。盤を挟んでの対局が気兼ねなく行える日の到来が待たれる。

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1477148 0 New門@岡山 2020/09/15 05:00:00 2021/05/22 15:21:03 2021/05/22 15:21:03

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