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蒜山高原

人気のジャージー牛のヨーグルトやソーセージなど
人気のジャージー牛のヨーグルトやソーセージなど
店ごとに異なる秘伝のたれで焼き上げる「ひるぜん焼そば」(真庭市の道の駅「風の家」で)
店ごとに異なる秘伝のたれで焼き上げる「ひるぜん焼そば」(真庭市の道の駅「風の家」で)

 風味豊かな蒜山そばや、乳脂肪分たっぷりのジャージー牛の乳製品、グランプリで最高賞を獲得した焼きそばにジンギスカン料理――。蒜山高原はグルメの宝庫としても知られ、美食の数々は一日や二日では食べ尽くせない。蒜山高原の「食」を巡った。

      蒜山そば

 蒜山では戦前から、「黒ボコ」と呼ばれる火山灰土壌で自家用にソバが栽培されていたが、水稲や大根、酪農に押されて次第に減少。50年ほど前から多くの家庭で作られなくなり、「蒜山そば」という言葉だけが残ったという。

 復活したのは約25年前。旧川上村が水稲の転作として栽培を呼び掛け、本格的な生産が始まった。「古くから伝わる味を復活させ、名物にしたかった」。担当課長としてソバの普及に尽力した農業多久間稔さん(72)が振り返る。

 今では栽培面積は県内最大の70ヘクタールに広がり、秋に白い花を一面に咲かせる絶景は観光にも一役買っている。収穫されたソバは、真庭市の第3セクターが運営する「そばの館」で提供されていた。店は昨年10月、火災で全焼したが、再開を望む声の後押しで近く建築工事が始まり、来春には再び伝統の味を楽しめるという。

      栄養豊富な乳

 ホルスタインより一回り小さく、搾乳量も少ないジャージー牛。だが、生乳の乳脂肪分が5%前後とホルスタインより3割ほど多く、その上、高たんぱくでビタミン類も豊富に含まれている。

 蒜山酪農農業協同組合では新鮮で濃厚な牛乳のほか、全国グランプリ金賞のヨーグルトやカマンベール、ゴーダといったチーズ、アイスクリーム、ハムやソーセージなど約50種類を製造。レストランや売店がある「ひるぜんジャージーランド」などで販売している。

 とくに、主力のヨーグルトは無調整牛乳を使用。「ゴールデンミルク」と呼ばれる、βカロテンを豊富に含んだ黄色いクリーム層が表面を覆っており、濃厚ながらさっぱりとした味わいが口に広がる。健康志向もあり、鉄分やオレイン酸を多く含んだ赤身のジャージー牛肉も人気という。

      全国メニューへ

 最近の一番人気の「ひるぜん やき そば」は、ソースではなく甘辛い濃厚なみそだれが味の決め手。具材の基本は高原産のキャベツと鶏肉で、店によってニンジンやモヤシなども入る。鉄板焼き店の女性店主が1955年頃、手に入りにくかったソースの代わりに、みそやニンニク、リンゴなどで作ったたれで焼いたのが始まりで、やがて高原全体に広がったという。

 地域外ではあまり知られていなかったが、提供店の経営者らが2009年、「ひるぜん焼そば好いとん会」を結成。B級ご当地グルメの祭典「B―1グランプリ」で10年に銀賞、11年に金賞を獲得し、一躍全国にその名をとどろかせた。

 公認店は現在、10店。それぞれで自家製のたれを使っているほか、肉もかむほどに味が増す親鶏、ジューシーな若鶏と分かれており、店ごとに違う味を楽しめる。同会の会長で、蒜山観光協会長も務める石賀幹浩さん(50)は「新型コロナが収束したら新たなPRを考え、焼きそばで蒜山をさらに盛り上げたい」と意欲をみせる。

 ジンギスカン料理は物資不足だった戦後、毛糸調達のため一般家庭でも羊を飼っていたことに由来する。中央が凸型の鉄鍋などでラム肉や野菜を焼き、しょうゆをベースにした特製たれなどで味わう。地元産のヤマブドウを原料に造られ、適度な酸味がある「ひるぜんワイン」と一緒に楽しむ観光客も多いという。(根本博行)

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2124088 0 New門@岡山 2021/06/15 05:00:00 2021/06/15 05:00:00 2021/06/15 05:00:00 人気のジャージー乳製品やソーセージ https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210614-OYTAI50013-T.jpg?type=thumbnail

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