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奇跡の牛像 公園に設置へ

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豪雨から生還の元気くん

美作大から贈られた書道の作品を持つ水嶋町長(右)と藤原理事長(勝央町役場で)
美作大から贈られた書道の作品を持つ水嶋町長(右)と藤原理事長(勝央町役場で)

 「奇跡の牛」として親しまれ、今年1月に老衰で死んだ雄の「元気くん」のブロンズ像制作費として、勝央町が募っていたクラウドファンディング(CF)が、目標額の700万円に達した。同町は飼育先だった公園内での設置を目指し、計画を進めている。(黒川武士)

勝央町、CF目標額達成

 元気くんは1998年、台風10号による豪雨で津山市内の牧場から吉井川に流されたが、約90キロ先の瀬戸内海の離島「黄島」(現瀬戸内市)にたどり着き、奇跡的に生還。その後、同町の「おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジ」が譲り受けた。

 生還劇は紙芝居や絵本になり、地元の人気者に。約20年間飼育され、交雑種牛の国内最高齢となったが、21歳で死んだ。

 4月、水嶋淳治町長は「勇気と希望のシンボル。来年の丑(うし)年に合わせ、像を設置したい」とブロンズ像の制作を企画し、CFでの費用募集を開始。新型コロナウイルスの影響で予定より時間を要したものの、10月までに県内外の180人、企業46社から目標額を上回る約840万円が寄せられた。同町出身の女子プロゴルファーの東浩子選手(28)もそのひとり。小学生の時、元気くんと交流した思い出があり、20万円を寄付した。

 像は、流された当時の体長120センチ、体高110センチを再現し、同ヴィレッジの花時計近くに設置される。除幕式は2月上旬に予定しており、町の担当者は「多くの人たちに支えられ、目標が達成できた。力強い元気くんの姿を、楽しみにしてほしい」と話している。

     ◇

 ブロンズ像制作に先立ち、津山市の美作大が元気くんをテーマにした歌詞が書かれた書道の作品を、勝央町に寄贈した。

 作品は同大学の会議室に飾られていた物で、横275センチ、縦75センチ。2001年、書道家の森川星葉さんが、「子牛の元気君」(中林淳真作詞・作曲)の歌詞の中から抜粋し「水があふれて流されて 泳ぎ泳いだ闇の夜」「泳ぎ疲れて沈みそう 着いたところは瀬戸の海」などと書き上げた。

 寄贈のため同町を訪れた、同大学を運営する美作学園の藤原修己理事長は「元気くんの過ごした町で、役立ててほしい」と話した。元気くんの角や、化粧まわし、鼻輪などの遺品が展示される同ヴィレッジ内の資料館に飾られる予定という。

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1724717 0 ニュース 2020/12/24 05:00:00 2020/12/24 05:00:00 2020/12/24 05:00:00 美作大から贈られた元気くんの歌の額装。水嶋町長(右)と藤原理事長(左)(勝央町役場で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201223-OYTNI50035-T.jpg?type=thumbnail

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