手話劇団「夢二」 映像劇を上映
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コロナで初の試み
手話劇団「夢二」が24日、岡山市北区の県天神山文化プラザで、手話とせりふで演じる映像劇を上映した。新型コロナウイルス感染防止のための初の試みで、観客席からは大きな拍手が送られた。
県内で活動する劇団を支援する同プラザの企画「土曜劇場」の一環として上映された。
映像劇「うぇぶのなか」は、3人の同級生が学校で発生した傘の盗難について、互いの立場から〈真実〉を話すも、内容が食い違うという物語。芥川龍之介の短編「
新型コロナの影響で、メンバーが集まって練習する機会が限られたため、全編を通して登場人物がビデオ会議システムを使って会話するという設定になった。演者が自宅で撮影した映像を組み合わせるなど、これまでとは違う手法で作品が作られた。
観劇した玉野市の女性会社員(36)は「初めて手話劇を見たが、表情や手話のテンポなど、表現豊かだった」と話した。