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備蓄カレー 配慮の極み

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カレーと紙製の折りたたみ式容器、スプーンのセットが入った専用の段ボール箱(備前市東片上で)
カレーと紙製の折りたたみ式容器、スプーンのセットが入った専用の段ボール箱(備前市東片上で)

紙容器とスプーン付き/アレルギー食材不使用

 備前市内の業種の違う企業3社が協力し、災害に備えたレトルトカレー「KIWAMIきわみ」を開発した。被災地で手軽に誰でも温かい食事ができるように、紙製の折りたたみ式容器とスプーンがセットになっており、食物アレルギーにも配慮。自治体や企業の備蓄品向けに販売を始めた。(水原靖)

備前の3社開発 「災害時も温かい食事を」

 カレーを開発したのは、ピザ窯製造・販売やホームページ作成などの「備前の夢」(備前市東片上)、米粉製造「ケイワイノベーション」(同市三石)、包装梱包こんぽう資材製造「セリオデベロップメント」(同市伊里中)。

 米粉の有効な活用方法を模索していた、備前の夢の阿部信行社長(61)が、地元の商工会で知り合ったほかの2社の経営者らに提案。牛と豚の合いびき肉やニンジン、いためたタマネギ、とろみを出す米粉を使うなどの調理方法を3社で検討し開発した。

 完成したカレーは小麦粉の代わりに米粉を使う「グルテンフリー」で、アレルギーを起こしやすいとされる卵や乳、そば、エビなどの7品目を原材料で使わないなどの配慮がされている。味は中辛のみで、1袋180グラム。消費期限は3年となっている。生産は島根県浜田市の食品会社「マルハマ食品」に委託した。

 備蓄できるカレーとして究極を目指したという名前に負けぬように、セリオデベロップメントが専門性を生かして容器などにも工夫を凝らした。紙皿は牛乳パックに使う丈夫な紙を中身が漏れないよう独自の方式で折っており、すぐに食べられるように紙製のスプーンもセットにした。

 20食分が場所を取らない小型の段ボール箱(縦27センチ、横34・5センチ、高さ13・5センチ)に収まっており、1セット4000円(税別)。在庫を減らして価格を抑えるため、受注生産としている。1月から販売を始めたところ、自治体など約20件の問い合わせが寄せられているという。

 阿部社長は「西日本豪雨の時も温かい食事をとりたいと話す被災者は多かった。避難所でも安心しておいしく食べられるカレーに仕上がった」と話している。

 問い合わせは、備前の夢(090・4143・0580)。

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1866524 0 ニュース 2021/02/25 05:00:00 2021/02/25 05:00:00 2021/02/25 05:00:00 専用の段ボール箱から取りだしたカレーと紙製の折りたたみ式容器とスプーン(備前市東片上で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210225-OYTNI50006-T.jpg?type=thumbnail

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