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<コロナワクチン>医療従事者 接種遅れ

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予定の2割未満 高齢者対応 心配も

 新型コロナウイルスワクチンの供給が全国的に不足するなか、県内でも医療従事者への接種が滞っている。これまで医療従事者に行われた接種は予定回数の2割未満にとどまっており、12日から始まった施設に入所する高齢者向けの接種では、未接種の医師が接種を担わざるを得ない事態も起きている。(松田卓也)

接種を受ける川崎医科大学総合医療センターの医療従事者(3月5日、岡山市北区で)
接種を受ける川崎医科大学総合医療センターの医療従事者(3月5日、岡山市北区で)

 「接種を終えた医療従事者が打つという本来あるべき姿とは、あべこべになってしまった」。県内で最初にワクチン接種が始まった「岡山済生会総合病院」(岡山市北区)の系列の有料老人ホームで未接種の医師2人が接種を担ったことについて、同病院の塩出純二院長はこう語った。

 同病院では、医師や看護師ら約1300人への接種を終えているが、ワクチンの供給量が少ないことから、系列の高齢者施設に勤務する医師らまでは行き渡っていない。塩出院長は「接種してくれる相手がワクチンで守られているか分からなければ、希望者が接種をためらう理由にもなりかねない」と危惧する。

 県内では3月5日に始まった医療従事者への本格的なワクチン接種。対象は約8万人で計16万回の接種が予定されているが、今月14日現在、実施されたのは3万79回で、必要とされる2回目の接種まで終えた医療従事者は1万1922人となっている。終えているのは、コロナ対応に当たる大規模病院などが中心だ。

 医療従事者への接種が遅れていることから、国は高齢者用のワクチンを医療従事者に転用することを認める方針を決めた。だが県は、転用容認の連絡が高齢者用のワクチン接種を目前に控えていた今月2日だったこともあり、接種計画の組み直しは医療機関などへの大きな負担になり得るとして見送っている。

 ただ、5月17日には、施設の入所者以外の高齢者への接種も始まる。この段階では大規模な医療機関だけでなく、県内各地の小規模な医院にも接種作業を担ってもらう必要があり、こうした医療機関の医師や看護師らへの接種を急ぐ必要がある。

 県によると、国は5月中旬までに医療従事者向けのワクチン配布を終える方針を示している。だが、供給予定の米ファイザー製のワクチンは3週間の間隔を空けて2回接種する必要があり、県内で医療従事者への接種が完了するのは6月末頃となる見込みだ。

 県の担当者は「これまではコロナ病床を抱える比較的大きな病院を優先してきたが、今後はワクチンの接種にあたる医療機関の関係者も優先的に受けられるよう調整を進めていく」としている。

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1996913 0 ニュース 2021/04/20 05:00:00 2021/04/20 05:00:00 2021/04/20 05:00:00 川崎医科大学総合医療センターで3月5日から始まった医療従事者への優先接種(岡山市北区で)=藤沢一紀撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210420-OYTNI50002-T.jpg?type=thumbnail

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