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<豪雨3年>災害の教訓 伝える決意

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真備で追悼式

 西日本豪雨から3年を迎えた6日、倉敷市真備町で営まれた追悼式には遺族ら45人が参列。犠牲者をしのぶとともに、3日に静岡県熱海市で発生した土石流に巻き込まれた人々を気遣った。(岡信雄)

伊東・倉敷市長 「避難態勢を強化」

 2018年7月の西日本豪雨では、倉敷市で75人(関連死含む)が死亡。ピーク時の同年12月には被災した8780人が市内外の仮設住宅で生活していた。今年6月末時点でも641人が同市や総社市、岡山市などでの仮住まいを余儀なくされている。

 追悼式の会場のマービーふれあいセンターには、白菊やトルコキキョウなど約700本の花で飾られた祭壇を設置。伊東香織市長は式辞で「災害の経験を広く後世に伝え、避難態勢を強化し、災害に強いまちづくりを進めます」と決意を述べた。

 真備町周辺では、高梁川と支流の小田川の合流点付け替え工事が続く。商業施設の再開も進み、建物外壁の泥の跡などは目立たなくなった。

 災害の記憶が遠のきつつあるなか、住民を代表してあいさつした加藤良子さん(63)は、ボートで救助された経験を踏まえ、安否確認訓練などを続けていると語り、「支援を寄せてくれた方々に、深く感謝申し上げます。元気になった真備の姿を伝えるとともに、他の地域の被災者をお手伝いするなど、少しずつ恩返しできれば」と謝意を表した。

 静岡県熱海市の土石流について、伊東市長は式後の取材で、「映像に心が痛んだ。住民の命、生活が突然奪われ、3年前の我が町を見るようで悲しい。『一緒に逃げればよかった』との住民のインタビューを見て、豪雨の教訓を今後も多くの方に伝えなければと思った」と語った。夫を災害関連死で亡くしたという西和子さん(76)も、「当時を思い出して怖いので、熱海の災害の映像は見られない。本当にいつ何が起きてもおかしくない」と話した。

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