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隊員210人、7種で競う
消防隊員が日頃の訓練の成果を披露する「第34回消防救助技術県大会」が27日、岡山市中区の市消防教育訓練センターで開かれ、県内14の消防本部から約210人が参加した。

競技は、長さ約20メートルのロープを渡る「ロープブリッジ渡過」や、要救助者を高さ約7メートルの塔に引き上げる「引揚救助」など7種目。参加者はロープやはしごを機敏な連携プレーで操り、正確性や素早さを競い合った。
要救助者を引っ張りながら長さ約8メートルの煙が立ちこめるコースを進む「ほふく救出」に出場した東備消防組合の岸本一馬さん(31)は「実際の救助の場面は一発勝負なので、訓練でも緊張感を持って挑んだ。これからも同じ気持ちで、現場に臨みたい」と語った。
会場では、消防隊員の家族ら約500人が応援。消防士志望で、専門学校に通う男性(18)は「息が合ったチームプレーで隊員同士の強い信頼関係を感じた。自分もこんな消防士になりたい」と話した。