<岡山空襲77年>悲惨な記憶 忘れない

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追悼式に遺族ら

献花台に花を手向け、手を合わせる参列者(いずれも岡山市北区の市民会館で)
献花台に花を手向け、手を合わせる参列者(いずれも岡山市北区の市民会館で)

 1700人以上が犠牲となった「岡山空襲」から77年を迎えた29日、空襲や戦争の犠牲者を悼む追悼式が岡山市北区の市民会館で営まれ、遺族らが参列した。ロシアによるウクライナへの侵略が行われる中、悲惨な戦争の記憶を継承することで、平和な世界の実現を目指す参列者が数多くいた。

 岡山空襲は1945年6月29日未明、米爆撃機B29138機が約10万発の 焼夷しょうい 弾を投下した。市中心部の6割以上が焼失し、少なくとも1737人が死亡した。

 追悼式では、空襲で犠牲になったことが判明している1468人の名前を記した名簿を、会場の祭壇に奉納。その他の戦死者に対しても黙とうをささげ、花を手向けた。

 岡山市東区の松本和昌さん(75)は戦死者の遺族会を代表して「青春時代もなく、国のために命をささげた故人の無念は計り知れない。そんな犠牲者がいて、今の日本があることを忘れてはいけない」と述べた。

 小中高校生も式典に参列。青少年代表であいさつした、山陽学園高3年の男子生徒(17)と女子生徒(17)はロシアのウクライナ侵略に触れ「戦争で幸せな日常が一瞬で奪われた。人ごとと思わず、自分なりの思いを持つことが平和につながるはず」と語った。

 追悼式は新型コロナウイルス対策で、2020年以降、参列者を限定していたが、今年は規模を拡大し、200人が出席した。父親を出征先のフィリピンで亡くした岡山市北区の男性(81)は「この3年間、追悼式に参列できていない遺族が大勢いる。来年こそ一緒に思いを届ける場になれば」と語っていた。(松本慎平、小林由佳)

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