首里城再建へ市民奔走、火災3か月講座やイベント

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「新春の宴」に登場した国王役の高良さん(手前)。後方は一部が焼失した「奉神門」(1月2日、那覇市の首里城公園で)
「新春の宴」に登場した国王役の高良さん(手前)。後方は一部が焼失した「奉神門」(1月2日、那覇市の首里城公園で)

 那覇市の首里城火災から31日で3か月となる。首里城にまつわるイベントで琉球王国時代の国王役を務める男性は、新たな催しを企画立案する「首里城復興支援会」を設立し、市民の力で再建に弾みをつけようと奔走している。

 幼い頃から那覇市の首里に住む会社員高良朝壮ともあきさん(42)。昨年9月に国王役に選ばれ、1年間の任期中、県内外の催しで琉球文化を発信するはずだった。

 10月27日の首里城祭で国王姿を初披露。火災はその4日後だった。復興に向けた意見集約の場が必要と考え、火災直後に無料通信アプリ「LINEライン」のチャットを開設した。メンバーは一時700人を超え、11月3日の支援会設立総会には約70人が集った。

 「城壁に首里城の映像を投影するプロジェクションマッピングをやろう」「復興までの過程を見せる機会を」――。続々と寄せられるアイデアを、那覇市や首里城を管理する財団に伝えた。その声は国にも届き、昨年12月、プロジェクションマッピングの実施が菅官房長官から発表された。

 支援会はこれまで専門家らを招いた首里城の歴史を知るシンポジウムなどを成功させており、2月には首里城の文化や歴史の勉強会を開く。地元の要望で例年通りの開催にこぎつけた首里城公園の正月行事「新春のうたげ」では、高良さんが国王役として参加した。

 「火災で記憶が途切れるほどのショックを受けたが、動かずにはいられなかった」と高良さん。「国内外からの応援の声で、改めて首里城の存在の大きさに気づかされた。できることを考え、行動し続けたい」と話す。

 他の団体も動きは活発だ。地域住民らでつくる首里振興会は、火災で中止になった「琉球王朝祭り首里」の代替行事を2月に開く。NPO法人・首里まちづくり研究会は「首里の歴史を学び直したい」との声に応え、講座や町歩きイベントを展開している。

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1029170 0 ニュース 2020/01/31 05:00:00 2020/02/03 10:24:11 2020/02/03 10:24:11 「新春の宴」で登場した国王役の高良さん(右)(2日午前10時19分、那覇市の首里城公園で)=高橋宏平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200131-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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