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    <空中編>邪気払う目力

     参拝の人々をぎょろりとにらみつける巨大な金色の目、邪気をのみ込み商運、勝運を招くという、ぐわっと開かれた牙がのぞく口。

     ミナミの南海難波駅から、西へ歩いて6分ほど。難波八阪神社の境内にある、高さ12メートルの獅子殿は、見た人を驚かせるたたずまいから、外国人観光客や若者たちの人気を集めていると聞く。

     地元では戦前から獅子舞が盛んで、今も神社の夏祭りを盛り上げている。本殿を建て替えることになったのに合わせ、「みんなが神社のシンボルとして驚くようなものも」と築造することになり、1974年に完成したのが獅子殿だ。

     小型無人機・ドローンで少々高いところから見てみたくなり、酷暑のさなかに出かけた。

     境内で出会ったフランスからの旅行者、ローラ・バケーさん(26)は「ネットで知って、間近で見てみたくなった。強そうで、守ってくれそうな雰囲気を感じる」と話し、興味深そうに写真を撮っていた。

     夕方、門が閉まり、誰もいなくなった境内でドローンを飛ばした。遠雷が聞こえ、黒い雲が迫っていた。そんな雰囲気がまた、獅子頭の威容を際立たせていた。(大久保忠司)

    2018年08月25日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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