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    eスポーツ 鍛錬の拠点

    • 真剣な表情で練習する「けんもほろろ」選手。1日6時間以上練習するという
      真剣な表情で練習する「けんもほろろ」選手。1日6時間以上練習するという
    • 対戦会はネット配信され、たくさんの人が視聴する
      対戦会はネット配信され、たくさんの人が視聴する
    • 2段ベッドが並ぶ寝室。練習の合間に洗濯や料理もする
      2段ベッドが並ぶ寝室。練習の合間に洗濯や料理もする
    • 平日に、地下で行われる対戦会。たくさんの人が集まり夜中まで盛り上がる(いずれも大阪市福島区で)
      平日に、地下で行われる対戦会。たくさんの人が集まり夜中まで盛り上がる(いずれも大阪市福島区で)

     今夏のインドネシア・アジア大会の公開競技にもなった対戦型ゲームで勝敗を競うeスポーツ。プロのeスポーツチームの拠点となっているビルが、大阪市福島区の住宅街の真ん中にある。

     今年、国内の大会の団体戦で優勝したeスポーツチーム「サイクロプスアスリートゲーミング」。所属選手らはビルの中で、ゲームの練習をしながら共同生活をしている。練習部屋や2段ベッドが並び、キッチンも備えてある。現在、選手1人とコーチ1人が暮らし、10月にはもう1人、選手が入居する。

     「けんもほろろ」選手(23)はヘッドセットをしながら真剣な表情でゲームの画面を見つめる。取り組んでいるのは、アクションシューティングゲームだ。毎日6時間は練習するといい、「外にはご飯を買いに出るくらい。目標は目の前の大会に勝つこと。いつか若い子の憧れの存在になりたい」と語る。

     週末はほぼ試合で、海外の大会にも出場する。ビルの地下では平日夜、入場無料の対戦イベントが催され、30人ほどの熱心なアマチュアが集まる。時にはプロとの対戦もあり、盛り上がりを見せる。

     対戦の様子をネットで中継した主催者の男性は「この施設から、eスポーツがどんどん盛り上がってくれればうれしい。大阪に、いい選手がたくさんいることを知ってほしい」と力を込める。選手の1人も「日本ではゲームにマイナスイメージがあるけれど、コーチや試合を分析する人もいて、プロ野球選手と変わらない」と胸を張った。

     充実した設備は全国でも指折り。鍛錬を積んだ選手が才能を開花させ、世界で活躍する日はそう遠くない。(里見研)

    2018年09月29日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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