「黄金の茶室」豪華PR さかい利晶の杜

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公開される「黄金の茶室」(堺市堺区で)
公開される「黄金の茶室」(堺市堺区で)
千利休
千利休
豊臣秀吉の肖像画(いずれも堺市博物館蔵)
豊臣秀吉の肖像画(いずれも堺市博物館蔵)

 ◇利休や「茶の湯のまち」 関心高まりに期待

 堺出身の茶人・千利休などを紹介する「さかい利晶りしょうもり」(堺市堺区宿院町西)で25日、「黄金の茶室」の展示が始まる。豊臣秀吉が造らせたとされるものの復元品を京都市から借りた。堺市は昨年、茶の湯振興を目指し、「堺茶の湯まちづくり条例」を施行しており、「外国人観光客を含め、多くの人が茶の湯に興味を持つきっかけになれば」と期待する。(岡田健彦)

 「黄金の茶室」は、秀吉が造らせたという移動可能な組み立て式の茶室。1587年に京都・北野天満宮で催した北野大茶湯きたのおおちゃのゆでも、披露されたと伝わる。

 「利晶の杜」では、昨年の同条例施行や、今年3月で開館4年を迎えることから、利休や茶の湯への理解を深めてもらおうと企画。京都市が所蔵する組み立て式の茶室を借り、千利休茶の湯館の常設展示室前コンコースで公開する。コンコースでの大がかりな企画は今回が初めてという。

 横約3メートル、奥行き約2・8メートル、高さ約2メートルの茶室は文献に基づき再現。茶室本体だけでなく、茶釜や茶わん、ひしゃく、茶せんなどの道具類や、それらを置く台も金色に輝く。利休が追求したわび茶の精神とは異なる華やかな趣で、「決して利休好みではなかったでしょうが、何らかのかたちで関わったと考えられます」との解説が添えられている。

 担当者は「秀吉という歴史上の著名人が造らせたものだけに、茶道に縁遠い人にも関心を持ってもらえるのでは」と話す。

 展示は企画展「黄金の茶室がやってきた」の一環で、秀吉の七回忌にまつわる祭礼の様子を描いた屏風びょうぶや、堺市内で出土した桃山時代の茶わん8点も並ぶ。2月9日には「茶の湯とやきもの」と題した講演会を開く。

 5月6日まで。観覧料は大人300円、高校生200円、中学生以下100円。抹茶と和菓子付きのセット券を大人600円(通常800円)で販売する。講演会は参加費1000円(観覧料など含む)。毎月第3火曜は休館。問い合わせは、さかい利晶の杜(072・260・4386)へ。

 ◇堺茶の湯まちづくり条例 千利休をはじめ、今井宗久や津田宗及らの茶人を生んだことから、茶の湯文化を振興しようと2018年10月に施行。市が「振興を図るための施策を実施する」ことなどが定められ、市長への来客を抹茶でもてなしたり、条例を紹介するチラシを茶の湯体験イベントで配布したりしている。

無断転載禁止
300993 0 ニュース 2019/01/25 05:00:00 2019/01/25 11:04:38 2019/01/25 11:04:38 公開される「黄金の茶室」。目立つ展示で多くの人に茶の湯への関心を高めてもらう(堺市堺区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190124-OYTNI50061-T.jpg?type=thumbnail

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