忠岡キノコ栽培終了

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研究施設内のキノコの培養室(2017年7月、忠岡町で)
研究施設内のキノコの培養室(2017年7月、忠岡町で)
忠岡町で栽培されたタモギタケ(町提供)
忠岡町で栽培されたタモギタケ(町提供)

今年度末 ブランド化実らず

 忠岡町と町商工会が2016年度から「忠岡ブランド」第1号を目指してきたキノコの生産事業に、手を挙げる事業者が現れず、事業は今年度末で終了する。国の交付金(事業費の2分の1)を得て3年間で計約3000万円を投じたものの、実らずじまいだった。町の担当者は「原因を総括し、今後の町政に生かしたい」と話している。(戸田聡)

 同町を含む府南部では繊維産業が盛んだが、町には目立った特産品がないため、独自のブランドを新たに作ろうと数年前から計画。商工関係者を集めた研修会で知った田中修・甲南大特別客員教授の特許技術を使い、キノコ栽培に16年度から取り組んできた。

 旧町職員住宅に栽培実験施設を17年に設け、町商工会が専門職員を雇用してタオルや不要になった布などを菌床に試作。事業を希望する人の相談に乗ってきた。

 町商工会は昨年、実験施設で、ヒラタケの一種のタモギタケを栽培。タモギタケは淡い黄色でうまみ成分が多く含まれており、約20キロ分を茨城県内の食品業者に委託した。同年11月には油で揚げたカレー味のチップス「忠岡ゴールデンきのこチップス」に加工して町内のイベントで配布し、事業をアピールしていた。

 数人が事業の見積もりまで進んだが、結局、生産するまでに至らなかった。町は500万円以上の初期投資がかかることや、町内で生産することがネックになったと分析している。

 和田吉衛町長は「夢を持ってブランド作りに臨んだが、甘さがあったと反省している。キノコ生産のノウハウは蓄積できた」と話している。

454213 1 ニュース 2019/02/21 05:00:00 2019/02/21 05:00:00 2019/02/21 05:00:00 キノコ栽培研究施設の培養室(忠岡町で、2017年7月撮影) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190220-OYTNI50052-T.jpg?type=thumbnail

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