お魚 VRで会ったよ・・・園児オンライン遠足
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コロナ禍で遠足などの行事が中止になる中、遠隔地からでも水族館を楽しんでもらおうと、ICT(情報通信技術)の活用に取り組む四国水族館(香川県宇多津町)とNTT西日本(大阪市)との共同企画「オンライン遠足」が9日、初めて行われた。参加したマザーシップ上新庄保育園(大阪市東淀川区)の園児18人は、配られたタブレット端末を使って、普段では見られない水槽内の映像などを興味深そうに見入っていた。
「オンライン遠足」は、NTT西日本が取り組む仮想現実(VR)の技術を使った企画で、水族館に行かなくてもタブレット端末で館内を好きな角度から見学できる。この日は事前に360度カメラで撮影した、イルカがプールで泳ぐ姿や飼育員の餌やりの様子、大水槽内部などの映像を配信。ウェブ会議システムを使い、同館の松沢慶将館長が映像を解説したり、クイズを出題したりした。
園児たちはタブレット端末の角度を変えながら生き物を探し、「見つけた」「かわいい」などとはしゃいでいた。川部莉乃ちゃん(5)は「ペンギンが餌を食べるところを初めて見た。水族館に行きたくなった」と笑顔だった。