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小規模農家へ社員派遣 府、参入企業が実証事業

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ハウス内でナスの授粉作業をする泉州アグリの社員(富田林市で)
ハウス内でナスの授粉作業をする泉州アグリの社員(富田林市で)

繁忙期産地へ「リレー」

 人手不足に悩む小規模農家を支援しようと、府が農業に参入した企業の社員らを、農家に派遣する実証事業「農業参画の産地リレー」を富田林市内で進めている。夏はナスやブドウ、冬はキャベツやイチゴなど繁忙期に農業経験のある人材を産地に送り込み、家族経営の農家を支える仕組み。実証事業では作業分担や意思疎通がうまくいくかなどを検証する。(吉田誠一)

 小規模農家は人手不足が常態化し、家族が早朝から夜までの長時間労働でしのいでいるという。それでも作業が困難な場合は栽培面積を減らしたり、栽培自体をあきらめたりしている。

 府は、これまで就農希望者への補助制度や受け入れ農家を紹介するマッチング事業などを行ってきたが、小規模農家の担い手不足解消にはつながっていないことから、今年度から実証事業に乗り出した。

 事業では、社員の受け入れ農家として富田林市の農産物生産販売会社「ナカスジファーム」、派遣企業として泉州ブランド野菜の生産、加工、販売を行う泉佐野市の「泉州アグリ」がそれぞれ協力。

 ナカスジファームには、ナスの収穫期の5月下旬~6月末、泉州アグリの社員らが3人1チームでメンバーを入れ替えながら訪れ、ハウス内でナスの授粉やひもかけ作業を手伝った。森川裕介さん(27)は「農業経験は浅いが、役立てるよう頑張りたい」と話した。

 泉州アグリ取締役の辻野奨悟さん(36)は「収穫時期の違う農産物なら、府内各地に応援に行ける。高齢者にはしんどい農作業を若い力で助けたい」と意気込む。

 ナカスジファームは40人近い従業員を雇う農家で現在は人手が足りているが、代表の中筋秀樹さん(45)は「日頃従業員を雇っていない農家では、派遣を受け入れて農作業を教えることを負担に感じる人もおり、作業に慣れた『即戦力』を求めている人は多い。将来は派遣する側として、ここを拠点に人材を送り出せたら」と話す。

 府農政室推進課は「今回の事業で、派遣された人と小規模農家がうまく協力できる方法を探り、産地リレーで農家を支え、新たな支援のモデルにしたい」と期待する。

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2264428 0 ニュース 2021/08/06 05:00:00 2021/08/06 05:00:00 2021/08/06 05:00:00 ハウス内でナスの受粉作業をする泉州アグリの従業員(富田林市で)=提供撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210805-OYTNI50017-T.jpg?type=thumbnail

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