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まちづくり団体が接種会

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「いくのもり」などが実施する中小企業向けの接種会(6日夜、大阪市生野区で)
「いくのもり」などが実施する中小企業向けの接種会(6日夜、大阪市生野区で)

生野 町工場や商店向け

 ものづくりの街として知られる大阪市生野区で、まちづくり団体が主体となり、区内の町工場や商店向けに新型コロナウイルスワクチン接種を実施している。企業や大学による職域接種の対象にならない中小企業を民間団体が支援する珍しい取り組みで、働き手の迅速な接種に一役買っている。(梅本寛之)

 8月6日夜、生野区の生野産業会館で実施された接種会には、作業着姿の従業員やベトナムからの技能実習生らが続々と訪れた。同区の会社員男性(45)は「かかりつけ医がおらず、職域接種もないので打つ場所を探していた。早めに打てたので安心して仕事ができる」と喜んだ。

 実施するのは、同区で地域おこしイベントを企画している、地域住民らでつくる一般社団法人「いくのもり」。区内の約400社の経営者でつくる「生野産業会」と合同で7月にスタートさせた。民間が行う接種会は大企業や商工会などの業界団体が担うケースがほとんどで、府によると、まちづくり団体が主体となるのは珍しい。

 職域接種は原則1000人以上で実施することが条件。同区には従業員が1000人に満たない中小企業が多く、単独では職域接種に申し込めないため、従業員は各自で予約を取り、診療所での個別接種を受けるなどする必要がある。

 いくのもりは6月、「お年寄りが身近な場所で接種できるように」と、メンバーの中村一仁医師(48)を中心に有志の医師や看護師でチームを結成し、高齢者向けの接種会を始めた。

 そのノウハウを生かし、地域おこしで協力していた生野産業会に「中小企業の従業員への早期接種に取り組まないか」と持ちかけ、引き続きこのチームを核に中小企業向けの接種を行うことにした。

 働く人が足を運びやすいよう平日の夜間に実施。対象は、生野産業会の所属企業や取引業者の社員・家族らで、接種の情報が届きにくい外国人技能実習生も含まれる。同会の担当者は「日本語に不慣れで個別接種に行けない技能実習生もおり、多くの事業者が感謝している」と話す。

 協力する地元のクリニックが個別接種の枠組みで市から供給を受けた米ファイザー製ワクチンを確保し、8月末までに約1200人が2回の接種を終える予定だ。

 いくのもりの木村和弘代表(53)は「接種会はみんなで少しずつ力を合わせて実現できた。地域一丸となってコロナ禍を乗り越えたい」と意気込む。

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2314305 0 ニュース 2021/08/26 05:00:00 2021/08/26 05:00:00 2021/08/26 05:00:00 会場で着席した生野区民らに巡回しながら接種する看護師ら(午後7時5分、大阪市生野区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210825-OYTNI50044-T.jpg?type=thumbnail

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