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「海の安全を守りたい」と話す船戸さん(大阪市港区で)
「海の安全を守りたい」と話す船戸さん(大阪市港区で)
7月に大阪水上署沖で実施された訓練(大阪市港区で)
7月に大阪水上署沖で実施された訓練(大阪市港区で)

 

 府警初の女性船長 船戸さん

 「どんどん挑戦してほしい」

 海上保安官から転身した府警初となる女性船舶職員・船戸祐里さん(30)が今春、警備艇船長となり、大阪湾の安全を守っている。持ち前の正義感を胸に、「大好きな海で、事故が起きないよう目を光らせたい」と意気込んでいる。(中西千尋)

 「救助完了!」

 大阪市港区の大阪水上署沖で7月中旬、署員ら約20人が参加して実施された訓練。警備艇に乗る船戸さんの大きな声が海上に響いた。

 男性が海に落ちたという想定で行われ、船戸さんは船長として参加。警備艇を操縦しながら、乗組員にてきぱきと指示を出し、溺れかけた男性を救助した。訓練後、署員らを前に「事故が起きれば船長の責任。安全かつ迅速な救助活動に取り組みます」と力を込めた。

 船戸さんは和泉市出身。幼い頃、毎年のように父親に和歌山県白浜町の海水浴場に連れて行ってもらい、海が好きだった。高校卒業後、「海に関わる仕事がしたい」と、海上保安庁に入庁。第1管区海上保安本部(北海道小樽市)に配属された。

 巡視艇に乗船して水難救助や密漁の摘発などに従事。北海道警と連携して任務にあたることもあり、警察にも海上の仕事があることを知った。次第に「故郷の海の治安を守りたい」との思いが強くなり、転職を決意。府警の採用試験を受け、2018年に女性では初めて府警の船舶職員として採用された。

 府警には船舶職員約40人が在籍する。船戸さんは大阪水上署に配属され、水難救助のほか、海の事故警戒など様々な業務を経験。今年4月には、警備艇船長を任されるようになった。

 同署管内の水難救助事案は19年に22件、20年に20件、今年も18件(23日現在)起きている。

 府警に採用された直後の18年5月には、淀川で水難事故が発生。60歳代男性が溺れているとの一報を受け、船戸さんはペアを組む職員と2人で警備艇に乗船して現場に急行し、男性を引っ張り上げて救助した。

 船戸さんは「水難事故は後を絶たず、いつも緊張感を持って任務に就いている。いざという時、迅速に人命を救えるよう、普段から訓練を積み、府民のために海の安全を守り続けたい」と話す。現在、府警の女性船舶職員は1人だけ。「体力がないとできないイメージがあるかもしれないが、女性でも十分活躍できる仕事。どんどん挑戦してほしい」と期待している。

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2317325 0 ニュース 2021/08/27 05:00:00 2021/08/27 05:00:00 2021/08/27 05:00:00 「大阪湾の安全を守りたい」と話す船戸さん(大阪市港区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210826-OYTNI50031-T.jpg?type=thumbnail

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