米満大九郎さんが里帰り展 白石出身の洋画家 

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朝市を描いたシリーズについて説明する米満さん
朝市を描いたシリーズについて説明する米満さん

 白石町出身の洋画家、米満大九郎さん(73)(東京都在住)の油絵作品を集めた「里帰り展」が4日、佐賀市白山の県聴覚障害者サポートセンターで始まった。朝市や港など素朴な風景を半世紀以上にわたって描いた34点が展示されている。

 米満さんは光風会会員、日展会友。里帰り展は2011年に県立美術館(佐賀市)で開いて以来9年ぶり。白石町の実家にある絵の処分を考えていた際、知人から「もったいない」と個展を提案され、同センターの協力を得て実現した。

 米満さんは3歳の頃、高熱で聴力を失った。家族と話せない寂しさの中で、家の壁に動物や鳥の落書きをして楽しさを覚えたのが、絵画の道へ進むきっかけになったという。

 県立ろう学校高等部1年の時、美術を学びたいと、千葉県の東京教育大(現・筑波大)付属ろう学校に編入。聴覚障害のある同校教諭で画家の大原省三氏のもとで絵を基礎から学び、在学中に公募展に入選した。その後、会社に勤めながら、光風会展で25回、日展で15回入選するなど、受賞を重ねてきた。

 代表作は朝市を描いたシリーズ。家族旅行で訪れた石川県の輪島の朝市で、女性たちが生き生きと働く光景が忘れられず、何度も訪問し、20点以上描き続けた。今回の会場にも朝市の幅約1・6メートルの大作のほか、日展初入選となったパン工場の裏側の風景、パリの街並みを題材にした作品などが並ぶ。

 画材が買えずに苦労した時代もあったという米満さんは、「僕の人生は絵画を抜きには語れない。絵を通して初期から現在までの流れを見てほしい」と話す。10日まで。入場無料。

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982882 0 ニュース 2020/01/05 05:00:00 2020/01/05 05:00:00 2020/01/05 05:00:00 朝市を描いたシリーズを紹介する米満さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200104-OYTNI50010-T.jpg?type=thumbnail

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