Tシャツで飲食店応援 佐賀の経営者ら企画
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが激減した県内の飲食店などを、Tシャツの売上金で支援する「T―yell Project」が、インターネット上で展開されている。特設サイトで応援したい店を指定してシャツを買うと、製作費などの必要経費を除いた額が店側に振り込まれる仕組みで、8月末まで実施する予定。
佐賀市中心部でカフェやスポーツジムなどを経営し、街のにぎわいづくりにも取り組む「RELI.STYLE」の船津脩平代表(35)らがボランティアで企画した。
シャツは3900円(税込み)で、購入額の3~4割が応援したい店の口座に振り込まれる。サイズはM、L、XLで、白地に「T―yell」のロゴマーク、英文で「お気に入りのショップやカフェ、レストランなどを助けよう」と添えられている。ロゴは4色あり、店によって違う。
店に回す金額を少しでも増やすため、毎月注文を受けてから作っており、購入から商品到着まで1、2か月かかる。
現在、登録しているのは約30店で、随時募集中。県内であれば、業種や地域は問わない。登録料など、店側の出費はない。
船津さんは「深刻なダメージを受けている店は多く、元に戻るには時間がかかる。助けたい気持ちをTシャツという目に見える形にすることで、応援ムードが広がってほしい」と語る。
購入希望、店の参加申し込みは特設サイト(https://t-yell.com)で受け付ける。問い合わせはRELI.STYLE(0952・27・7585)へ。
(金堀雄樹)