土器の成分が酷似 工房跡の可能性 黒岩前田遺跡の住居跡

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 唐津市教委は、同市相知町の「黒岩前田遺跡」で発掘した竪穴式住居跡から、同じ鉱物が混じった粘土の塊や土器片を確認したと発表した。市教委はこの住居が「集落の工房跡だった可能性がある」としている。

 同遺跡からは、弥生時代後期から古墳時代前期(約1700~2000年前)の集落跡などが確認され、その後計6か所の住居跡が見つかった。このうち「4号住居」と呼ばれる一角からは、古墳時代前期のツボ、ハチ、カメなどの土器や破片、粘土の塊などが出土。土器に使われた粘土と粘土の塊を電子顕微鏡で分析したところ、中に含まれる花こう岩、石英などの割合や種類が酷似していることが分かり、同市教委生涯学習文化財課の立谷聡明さんは「ここで土器を作っていたのではないか」とみている。

 また、すりこぎに似た石製の道具も出土した。土器の強度を高めるため、破片を粘土に混ぜる手法はこれまでも確認されており、立谷さんは「土器片をハチに入れ、石製の道具で細かくすりつぶして再利用していたことも考えられる」と話している。

 同遺跡は、唐津湾から南に約8キロ地点の松浦川沿いにある。2018年7月から市教委が調査し、19年3月に終了した。

 発掘の成果は今月4日から、同市菜畑の市末盧館で一般公開する。11月23日まで。入場料は大人210円、小・中学生100円。問い合わせは、同市生涯学習文化財課(0955・72・9171)へ。

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