サガン新社長意気込み 知事訪問 「県内市町と交流する」
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サッカーJ1・サガン鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」の福岡淳二郎社長(65)が9日、山口知事を訪問し、「地域に愛されるチーム作りを進めていきたい」と意気込みを語った。
福岡社長は佐賀市出身。小中学校の教諭として部活動などでサッカーを指導してきた。2020年から県サッカー協会会長を務めており、今後も兼任していく見通し。5日の臨時株主総会などで承認され、社長に就任した。
福岡社長は、地域イベントの企画などを担う「ホームタウン推進部」を社内に新たに創設したことを報告。「より一層、県内の市町と交流を深めていく」と語り、今季のユニホームを山口知事に贈った。
山口知事は「サガンはJ1に上がって10年間、苦しい状況の中で残留してきた。今が飛躍の時だと思っているので、みんなでしっかりと支えていく」と激励した。
同社は18、19年度決算で2期連続の赤字を計上。新型コロナウイルスの影響などにより、20年度の赤字幅も約10億円にのぼる見通しだ。福岡社長は「新規スポンサーを見つけるよう努力し、経営の透明化を図ってサポートしてもらえるチームにしたい」と話した。