木の家ぬくもり感じて 3月、岩槻にオープンハウス

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「木力館」大槻さん 国産材PR

建設中のオープンハウス。平屋建てで木の色が映える(さいたま市岩槻区で)
建設中のオープンハウス。平屋建てで木の色が映える(さいたま市岩槻区で)
「木のぬくもりを体感してほしい」と呼びかける大槻さん
「木のぬくもりを体感してほしい」と呼びかける大槻さん

 さいたま市岩槻区の私設博物館「木力館きりょくかん」で国産木材をPRしてきた館長の大槻忠男さん(81)が3月、見学できる日本家屋「オープンハウス」を同区で開館する。国産木材を使って伝統的工法で建てた家屋の魅力をアピールするのが狙い。大槻さんは「木のぬくもりを体感できる空間にしたい」と話している。

 オープンハウスは、木力館から北西に約4キロ離れた岩槻城址じょうし公園近くの敷地約180平方メートルに建設中だ。延べ床面積約83平方メートルの木造平屋建てで、居間の天井は高さが7メートルある。

 はりや柱が見える「真壁造り」で、広い廊下と和室を含め、太いはりは青森県産の推定樹齢200年のヒバを用いる。柱や床は埼玉県産スギやヒノキを使う。耐久性に優れた深谷瓦を採用し、窓は大きく、冬も昼間は暖房なしで過ごせるという。

 週1回程度の一般公開を予定している。来場者にはお茶を飲みながら滞在してもらい、数時間の貸室も検討中という。

 大槻さんは宮城県生まれ。高校卒業とともに上京し、東京都足立区の木材卸売会社に勤めた後、1967年に木力館がある敷地で独立した。社長を退いて2年後の2006年、「国産材は高いという固定観念を変えたい」と木力館を開いた。

 木力館は7道県の木材を使い、来館者に加工前の300種以上の木材やテーブルを披露している。工作教室も開き、施工現場にも案内する。大槻さんは「常設の住宅に滞在してもらわないと、木の魅力は伝わらない」と考え、オープンハウスの建設を決めた。

 国内の林業は、スギやヒノキなどの苗木を植えてから51年以上がたった人工林が年々増え、全体の3分の1以上を占める。林野庁によると、1960年に89・2%だった木材自給率は、2002年には18・8%にまで激減したが、近年は上昇基調が続き、17年は36・1%となった。県も林業を支援するため、14年から県産木材を使った家造りなどに補助金を出している。

 大槻さんは「国産木材を使うと林業が活性化して人工林の手入れが進み、森林を守ることにもつながると思う。オープンハウスを家造りの参考にしてほしい」と願っている。

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414861 0 ニュース 2019/01/31 05:00:00 2019/01/31 10:41:06 2019/01/31 10:41:06 オープンハウスは平屋建てで木の色が映える(さいたま市岩槻区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190130-OYTNI50092-T.jpg?type=thumbnail

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