多選自粛廃止案など提出 県議会
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県議会12月定例会が2日開会した。県は上田清司・前知事が2004年に制定した自身の任期を3期12年に限る多選自粛条例を廃止する条例案や、台風19号の復旧費を柱とする総額約231億円を追加する2019年度一般会計補正予算案など20議案を提出した。
大野知事は2日の県議会で、多選自粛条例について「前知事の退任によって実質的な効力が失われている」と述べ、廃止条例案を提出した理由を説明した。
上田氏は条例に反して15年の知事選に立候補し、4選を果たした。このため自民党県議団が「条例破りだ」と猛反発し、上田氏との対立が深刻化した。廃止条例案への対応について、同県議団の小島信昭団長は2日、記者団に「色々な角度でみて団内で調整していく」と述べた。
県は会期最終日の20日、正智深谷高校出身でラグビー・ワールドカップ日本代表として活躍したバルアサエリ愛選手(30)への「彩の国功労賞」贈呈に同意を求める議案も追加提出する。一般質問は6日と9~12日。
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