ラーメン店一家の絆描く

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絵本を手にする中村さん(6月25日、幸手市で)
絵本を手にする中村さん(6月25日、幸手市で)

大賞作品書き直し絵本に 幸手の中村さん出版

 幸手市の幸手ひがし幼稚園の中村和枝園長が、80歳の傘寿を迎えた記念に絵本「ラーメンかあさん」(A5判48ページ、てらいんく発行)を出版した。1991年に初めて創作童話の全国コンクールで大賞となった作品を書き直した。ラーメン店一家の家族愛をほのぼのと描いており、中村さんは「家族の絆や親の働く姿への感謝の気持ちを感じてもらえれば」と話している。

 今回の基となった作品は「おかあちゃんの仕事病」。舞台は日々忙しいラーメン店だ。店を離れられない父が、夏休みの一人息子のために旅行を企画し、母と息子の2人が1泊2日の海水浴に出かけた時の模様を描いた。旅先でもラーメンのことを考えたり、店と同じ言動をとったりする母を見つめる息子の優しさが、行間からにじみ出る作品となっている。

 中村さんは、県立教員養成所に在籍していた時に児童文学サークルに所属し、20歳頃から童話を書き始めた。川口市で幼稚園教諭となり、29歳の時に地元の幸手市で現在の幼稚園を開園し、園長を務める傍ら童話を書き続けた。作品は現在も同人誌に発表し、それ以外の書籍出版も単独や他の作家との作品集を合わせ10冊を超える。1997年からは「なかむらふう」のペンネームで執筆している。

 中村さんは6月に傘寿を迎えるのを前に記念となる作品の出版を思い立った。思い出深い作品で、家族をテーマにしている「おかあちゃんの仕事病」を書き改めることを決意。今年1月頃から執筆を始め、5月上旬に書き上げた。

 新作のタイトルは親しみやすいように「ラーメンかあさん」に変えた。あらすじは旧作を踏まえつつ、土産を買うシーンを新たに加えるなど場面描写や会話を増やした。

 旅先でラーメンづくりの工夫や新作について口にし続ける母の姿に、息子が「かあさん、べんきょうするんだ」と感心する姿も描いた。中村さんは「大人になっても学ぶ姿を子どもたちに感じてほしい」と思いを込めた。

 税込み1540円。1000部発行され、出版元では売り切れたため、今後増刷を計画しているという。

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1320336 0 ニュース 2020/07/05 05:00:00 2020/07/05 05:00:00 2020/07/05 05:00:00 幼稚園の図書室で記念となる絵本を手にする中村さん(6月25日、幸手市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200704-OYTNI50053-T.jpg?type=thumbnail

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