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なじみの旋律 車内に

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琵琶湖大橋

橋のたもとに立てられたメロディーロードの看板(大津市で)
橋のたもとに立てられたメロディーロードの看板(大津市で)

 大津市から守山市へと琵琶湖大橋を車で走ると、なじみ深い歌のメロディーがくぐもった音で車内に響く。「琵琶湖周航の歌」だ。タイヤとの摩擦で音を鳴らす路面加工が施され、「メロディーロード」として親しまれている。

 音の鳴る区間は追い越し車線の610.2メートル。法定速度の60キロで走ると、ちょうどよいテンポで40秒弱のワンコーラスが聞こえる。導入は2009年。橋を管理する県道路公社の職員が、速度超過の抑止にもつながる観光PR策として各地に設置され始めたのを聞きつけたのがきっかけだ。

 音程は、道路に刻む溝と溝の間隔でコントロールする。開発した北海道標津町の建設会社・篠田興業の篠田静男社長(67)によると、間隔を広くすると低く、狭くすれば高くなる。音量は溝の幅(9~25ミリ)で変わる。溝には水はけを良くする効果もあるが、深すぎると路面の強度に響くため、3~6ミリ程度に調整する。

 橋に施工するのは初めてで、しかも長さは当時、全国最長だった。篠田社長は施工依頼をいったん断っている。「橋を傷めてしまう」という懸念のほか、近隣住民に騒音被害をもたらすことを恐れたからだ。

 だが、公社の職員が3日間、橋のたもとで車の走行音を聞き続け、施工後も許容範囲にとどまることを確認したと聞かされ、その熱意に打たれて引き受けた。「歌に強い思いを持つ滋賀の人と仕事ができて、うれしかった」と振り返る。

 橋の管理事務所の上野邦雄所長(63)によると、今でも最寄りの道の駅「びわ湖大橋米プラザ」や事務所に「ちゃんと聞こえた」との観光客の反響が届く。

 区間のスタート地点などを示す路面表示はすっかりかすれたが、上野所長は「10年以上たっても明確に美しいメロディーが聞き取れる。しっかり守っていきたい」と話す。

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1929500 0 New門@滋賀 2021/03/23 05:00:00 2021/03/23 05:00:00 2021/03/23 05:00:00 メロディーロードの看板(大津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210322-OYTAI50017-T.jpg?type=thumbnail

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