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近江牛

キャトル・ステーションで飼育される子牛。スタッフが哺乳瓶を使ってミルクの飲み方を覚えさせる(日野町で)
キャトル・ステーションで飼育される子牛。スタッフが哺乳瓶を使ってミルクの飲み方を覚えさせる(日野町で)

 近江牛を県内で一貫生産する体制強化の取り組みが、県畜産技術振興センター(日野町山本)にある「キャトル(牛)・ステーション」で進んでいる。県内生まれの黒毛和牛の割合を引き上げ、農家の経営安定につなげるのが狙いだ。

 実は近江牛の多くは「他県生まれ」だ。同センターなどによると、肥育農家の多くは宮崎、鹿児島、熊本各県や兵庫・但馬地方など県外から約9か月の子牛を仕入れ、約20か月育てて出荷している。

 ただ、2010年に宮崎県で発生した家畜伝染病・ 口蹄疫こうていえき などの影響や農家の高齢化などで、子牛の供給量は全国的に減少。それに伴い、子牛1頭の平均価格は12年度の約42万円から20年度は約70万円と高騰。遠隔地に出向く手間に加え、高額での購入を余儀なくされる滋賀県内の肥育農家の経営を圧迫している。

 地元での一貫生産体制を整えれば課題解消につながるとして、県が拠点施設として8億円かけて18年7月に完成させたのが同ステーションだ。8棟の牛舎で最大500頭を収容できる。

 繁殖農家で生まれた子牛や、黒毛和牛の受精卵を乳牛に移植して生まれた子牛を生後9か月まで育てる。当初40キロ前後の子牛は約300キロにまで成長させ、家畜市場(高島市)に出荷したり、同センターで販売したりする。

 飼育頭数は、18年度25頭、19年度147頭、20年度245頭と順調に伸び、今年度は390頭を育てる見通し。県内で生まれた子牛は15年度が1077頭で、県内の子牛全体の約15%。これを25年度に1960頭(約20%)に増やす計画だ。

 同センター近江牛係の山中健吾専門員は「世話が大変な生後9か月までを引き受けることで、農家は負担が大幅に減り、他の牛の肥育や繁殖に注力できる。県外の高額な子牛を購入する経済負担が減り、乳牛への受精卵移植は酪農家の収入にもなる。今後も自給率を高めていきたい」と話す。

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2139176 0 New門@滋賀 2021/06/20 05:00:00 2021/06/20 05:00:00 2021/06/20 05:00:00 「ハッチ棟」で飼育される子牛。まずはミルクの飲み方を覚えさせる(県畜産技術振興センターで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210619-OYTAI50024-T.jpg?type=thumbnail

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