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コロナ禍 官民支援一丸

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近江牛

労働組合とも協力し、近江牛の生産者支援を続けるダイハツ工業滋賀工場の原田部長(左)。生産者から届いた礼状も励みという(竜王町で)
労働組合とも協力し、近江牛の生産者支援を続けるダイハツ工業滋賀工場の原田部長(左)。生産者から届いた礼状も励みという(竜王町で)

 コロナ禍による外食控えやインバウンド(訪日観光客)の激減は、近江牛の生産・流通にも影を落とした。その中で、行政のほか民間企業にも支援の動きが出ている。

 滋賀食肉センターで取引された和牛の枝肉価格(1キロあたり)は、最初の緊急事態宣言が全国に発令された昨年4月には、最上位のA5ランク(雌)で平均約2200円と、2019年の約3200円から約3割下落した。

 今は持ち直しつつあるが、ある肥育農家は「肥育にはコストがかかり、元々利益率は低い。需要減の影響は深刻だ」と打ち明ける。

 こうした中、社員向けの特売キャンペーンで支援したのが、ダイハツ工業滋賀工場(竜王町)だ。地元に牧場を持つ三つの企業と連携。従業員に市価の7~9割の値で提供してもらう取り組みを昨年7月から各社1回ずつ、それぞれ約2か月間展開した。

 労働組合もチラシ作りなどで協力。延べ100人以上が利用し、計約90万円の売り上げがあった。生産現場の苦境を知り、発案した原田篤・渉外担当部長は「地元の産業を応援しようという思いが社内に広がりうれしかった」。4回目の特売を7月にも始める予定だ。

 行政も動いた。県は昨年度から生産者の赤字を 補填ほてん する国の制度に独自の上乗せを続けている。昨年度には学校給食で近江牛の利用を促す補助も実施した。

 近江八幡市は生産者を支援するクラウドファンディングで2億円余りを集め、これらを原資に赤字補填を拡充。子牛の仕入れに1頭あたり10万円を補助する制度も新設している。

 ダイハツ工業の支援を受けた「岡喜商店」(竜王町)の岡山健喜会長(53)は「これまでのBSE(牛海綿状脳症)の風評被害などに比べ、長引くコロナ禍の打撃は甚大。その中で『郷土の特産品を守ろう』という気持ちが何よりありがたい」と話している。

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2147560 0 New門@滋賀 2021/06/23 05:00:00 2021/06/23 05:00:00 2021/06/23 05:00:00 近江牛農家に支援を続けるダイハツ工業の原田・渉外担当部長(左)と正垣・労働組合竜王第2支部長(竜王町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210622-OYTAI50036-T.jpg?type=thumbnail

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