セタシジミ復活へ実験

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シジミや砂を入れたおけを琵琶湖に沈めるNPOのメンバーら(大津市で)
シジミや砂を入れたおけを琵琶湖に沈めるNPOのメンバーら(大津市で)

大津のNPO 栄養や水深 条件分析

 琵琶湖の固有種で、漁獲量が激減しているセタシジミの復活を目指し、漁業者らでつくるNPO法人「瀬田川未来塾」が3日、大津市の琵琶湖でシジミの成長具合を調べる実験を始めた。栄養分や水深など異なる条件でシジミを約1年間育て、生育しやすい条件を分析する。

 セタシジミは1950年代には6000トン以上の漁獲量があったが、近年は数十トンに激減。水源のダム整備で山から流れ出る砂が減少して湖底が泥化したこと、水草の異常繁殖で湖底が酸素不足になったことなどが原因とされる。

 NPOのメンバーで、シジミ漁を行う湖南漁業協同組合の上野欣一理事によると、シジミは産卵するまで3年ほどかかるが、瀬田川付近では成長せずに死ぬケースが多いという。同NPOは、幼生を放流するなどしてきたが、回復しないため、原因を調べることにした。

 この日は、NPOのメンバーらが大津市の近江大橋付近の桟橋に集合。12個のおけを用意し、7~18ミリのシジミ1800匹を150匹ずつ投入。シジミの餌となる植物性プランクトンを集めるため、ミネラルを含む板や鉄の棒などをそれぞれ条件を少しずつ変えておけに入れ、水深3・4メートルの湖底と、底から1メートル浅い地点に沈めた。

 上野さんは「どうすれば成長するのか実験で突き止め、セタシジミを南湖や瀬田川周辺に定着させる第一歩にしたい」と話していた。

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1599951 0 ニュース 2020/11/04 05:00:00 2020/11/04 05:00:00 2020/11/04 05:00:00 シジミや砂を入れたおけを琵琶湖に沈めるNPOのメンバーら(大津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201103-OYTNI50044-T.jpg?type=thumbnail

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