大津の成人式 出席大幅減
完了しました
45%に 事前予約制、動画配信
新型コロナウイルスの感染が拡大する中で迎えた成人の日の11日、県内では大津市などで成人式が開かれた。

大津市は、例年は1か所で開いていたが、今年は会場をびわ湖ホールと大津市民会館の2か所計5ホールに分け、事前予約制を導入。マスク着用を呼びかけ、消毒を徹底するなど対策を強化して開催した。市によると、今年の新成人3583人のうち、出席したのは1644人。出席率は45・9%で、2020年の73・0%、19年の79・4%に比べて大幅に減少した。
びわ湖ホールでは、児童合唱団による合唱や、恩師らによるビデオメッセージが披露され、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信された。振り袖やスーツに身を包んだ新成人たちは、マスク姿で写真を撮影するなどして楽しんでいた。
大津市青山、立命館大2年大村美穂さん(20)は「コロナ禍で同窓会は中止になったけれど、久しぶりに同級生に会えてうれしかった」と笑顔。「将来には期待半分、不安半分。しっかりとした大人になって、就職活動に臨みたい」と語った。