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琵琶湖文化館 多彩な魅力

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仏教美術以外 屏風や書跡

 休館中の県立琵琶湖文化館(大津市)の収蔵品を別の施設で展示する企画展「琵琶湖文化館の『博物誌』―浮城うきしろ万華鏡の世界へ、ようこそ!」が、県立安土城考古博物館(近江八幡市)で開かれている。文化館は優れた仏教美術のコレクションで知られるが、今回は、それ以外の文化財を中心に約60件を展示。担当者は「幅広い分野の文化財を集めている文化館の多彩な魅力を知ってほしい」と話す。(渡辺征庸)

近江八幡で企画展

金箔や色彩が今も美しい「源平合戦図屏風」=県立琵琶湖文化館提供
金箔や色彩が今も美しい「源平合戦図屏風」=県立琵琶湖文化館提供
秋篠宮さまのために描かれた絵「近江」=県立琵琶湖文化館提供
秋篠宮さまのために描かれた絵「近江」=県立琵琶湖文化館提供
渋沢栄一が自作の七言絶句をしたためた書跡=県立琵琶湖文化館提供
渋沢栄一が自作の七言絶句をしたためた書跡=県立琵琶湖文化館提供

 文化館は国宝2件、重要文化財52件を含む計1837件を収蔵しているが、県の財政難で2008年から休館中。他の博物館への出展に努めているが、県民らが文化財に親しむ機会は減っている。県は27年度に大津市浜大津に後継施設を整備する姿勢を示している。

 文化館の開館60周年を記念した今回は、これまで展示の機会が少なかった収蔵品をメインに据えた。源氏と平氏が争った「屋島の戦い」(1185年)などが題材の「源平合戦図屏風びょうぶ」(江戸時代)は、狩野派の絵師・狩野氏信が制作。源氏側の武将・那須与一が、遠方の敵方が掲げる扇を弓で射る様子をたくみに描写している。金箔きんぱく金泥きんでいが輝きを保ち、狩野派の傑作の一つに挙げられる。

 明治~大正時代の実業家で、今年放映のNHK大河ドラマ「青天をけ」の主人公・渋沢栄一の書跡も紹介。人間世界だけがめまぐるしく変化しているのではない。自然界も移ろっている――との趣旨で詠んだ七言絶句を自らしたためたものだ。渋沢は、高島市ゆかりの儒学者・中江藤樹の顕彰に努めるなど、滋賀に縁があったという。

 このほか、比叡山延暦寺の僧兵が日吉大社の神輿みこしを威勢よく担ぎ、京都へ向かう様子を表現した「山法師強訴図屏風」(江戸時代)も展示。1977年に当時小学6年生の秋篠宮さまが来県された際、琵琶湖の風景や伝説を紹介するために日本画家・鈴木靖将さんが描いた絵「近江」も初公開する。

 3月21日まで。月曜休館。大人600円、高校大学生360円。中学生以下と県内の65歳以上は無料。問い合わせは安土城考古博(0748・46・2424)。

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1835263 0 ニュース 2021/02/11 05:00:00 2021/02/11 05:00:00 2021/02/11 05:00:00 金箔や色彩が今も美しい「源平合戦図屏風」(県立琵琶湖文化館提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210211-OYTNI50006-T.jpg?type=thumbnail

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