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医師ら「先見えず疲弊感」

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県コントロールセンター

医師や看護師らが24時間対応している県COVID―19災害コントロールセンター(大津市で)
医師や看護師らが24時間対応している県COVID―19災害コントロールセンター(大津市で)

 県は18日、新型コロナウイルスに感染した患者の入院調整を行う「県COVID―19災害コントロールセンター」を報道陣に公開し、県内各地の医療機関から派遣されて24時間対応している医療従事者らの業務内容を説明した。取材に応じた医師や看護師ら3人は「使命感で乗り切ってきたが、先が見えないプレッシャーと疲弊感がある」と心情を吐露し、感染拡大防止への協力を求めた。(西堂路綾子)

 

感染拡大防止を

 「においがわからない状態ではないですか?」。センターの電話でスタッフが丹念に質問していた。壁には患者名や各病院の空床数などを手書きした紙や付せんが貼られ、県内の全患者のデータをとじた厚さ約10センチのファイルは12冊に達していた。

 センターは昨年4月、県危機管理センターに設置。県の災害医療コーディネーターの医師や看護師、検査技師や県職員ら33人で構成し、1日7~8人が当番に入る。空床状況や人工呼吸器の使用状況を一括管理し、保健所や医療機関からの連絡を受けて入院・療養先を調整。消防の救急などに患者の移送を依頼する。

 特徴は、医療職のスタッフが患者に直接電話し、病状や家庭環境、入院先や宿泊先の希望を聴き取り、病状の変化の見通しを立てる点だ。幼い子だけが陰性の家族の場合、病床の使い方を工夫して家族全員を受け入れたり、透析中など配慮が必要な入院患者に、感染対策を万全にして転院せず治療を続けたりしたという。

 感染者数がピークを迎えた1月上旬について、大津赤十字病院の松原峰生医師は「患者約60人の調整をその日中に終わらせなければ、明日また患者が増える。当番以外の人も集まって毎日深夜まで対応した」と振り返る。確保病床の使用率が9割を超えた時期もあり「重症病床を1床空けておきたいという病院もあったが『あふれたらこちらで対応する』と協力を求めた。危機意識を共有でき、何とか乗り切った」と語る。

 一方、療養中のルールに従わない患者がいるなど、スムーズに入院措置が進まなかったケースもあったという。大津市民病院の吉田修看護師は「医療機関や保健所は疲弊している。背伸びをして踏ん張っている状態だ」と打ち明けた。

 滋賀医科大病院の村中良啓・診療放射線技師は、少ない職種のため職場を離れにくい状態だが、「県内全域で患者の受け入れ対応をしているのが滋賀の強み。もう少し滋賀のために頑張りたい」。県医療政策課は「医療従事者の奮闘を県民に知ってもらい、今一度、感染防止に力を入れてほしい」と訴えている。

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1853560 0 ニュース 2021/02/19 05:00:00 2021/02/19 05:00:00 2021/02/19 05:00:00 医師や看護師らが24時間で対応している県COVID―19災害コントロールセンター(大津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210219-OYTNI50001-T.jpg?type=thumbnail

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