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ダウン症・山岡さん母企画 3人の書や油絵20点

油絵を描き続けてきた山岡由佳さん。自宅には鮮やかな色遣いの作品が並ぶ(大津市で)
油絵を描き続けてきた山岡由佳さん。自宅には鮮やかな色遣いの作品が並ぶ(大津市で)
中村さんの作品「愛」
中村さんの作品「愛」
柏原さんの作品「夢2」
柏原さんの作品「夢2」

 県内で書や絵画などに打ち込むダウン症の3人の作品約20点を集めた展覧会が18日から21日まで、大津市唐橋町の「ギャラリー唐橋」で開かれる。企画したのは、大津市の薬剤師山岡啓子さん(71)。今回出品する作家の一人、山岡由佳さん(41)の母で「作品を通じてダウン症の人たちの生き生きとした姿を感じてほしい」と話している。(松山春香)

 

18日~21日大津

 3人は、油絵を描く由佳さんのほか、書作品を手がける中村毅さん(37)(長浜市)、柿渋の手描き染めの作品づくりに取り組む柏原正枝さん(59)(高島市)。

 由佳さんは、中学生の頃から本格的に油絵を始め、200点を超える色鮮やかな作品を描いてきた。20歳の頃に書を始めた中村さんは、「愛」「空」「春」といった漢字1文字の迫力ある書作品を生み出す。柏原さんはハケを使って布を柿渋で染めていく方法で、独創的な色彩の抽象画などを手がけてきた。それぞれが7作品を出展する予定。

     ◇

 山岡さんが展覧会を企画したのは、「ダウン症について広く知ってほしい」との思いからだ。開催日も、ダウン症の人は21番目の染色体を3本持つことにちなみ、国連が定めた「世界ダウン症の日」(3月21日)に合わせた。

 医師から由佳さんがダウン症だと告げられ、「長くは生きられないかもしれない」と説明された時、山岡さんは「ショックを受け、不安でたまらなくなった」という。

 前を向けたのは、由佳さんが2、3歳だった頃、大阪市で開かれたダウン症児の療養がテーマの講演会に行ってからだ。「医師には『見た目が同じ』と言われていたが、会場にいたダウン症児約100人には、一人一人個性があった。それぞれがかけがえのない存在なのだと気付いた」

 由佳さんのおかげで、ダウン症の子の親や、知的障害児の教育の専門家、画家らと出会った。「一緒に生きることに幸せを感じている」という。

 山岡さんは、出生前診断を受ける人が増えていることに、複雑な思いを抱いている。「ダウン症のことを知らずに中絶を選択する人もいるようなので。でも、勇気や幸せを与えてくれる存在なのだと知ってほしい」と願っている。

 無料。午前11時~午後5時30分。20、21日午後1時30分からは、ギターなどの演奏イベントもある。問い合わせは、山岡さん(077・537・3870)へ。

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1915684 0 ニュース 2021/03/17 05:00:00 2021/03/17 05:00:00 2021/03/17 05:00:00 色鮮やかな油絵作品と由佳さん(大津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210317-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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