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運転の「くせ」分析 事故防げ

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県警、滋賀大に依頼

 県警が、乗用車のドライバーの動作を測定する「運転技能自動評価システム」で得た180人分のデータを滋賀大学に提供し、年齢別の分析を進めている。高齢者や若者に特有の傾向を洗い出し、データに基づいた啓発活動、交通安全教育を行って事故を減らすのが狙いだ。(松山春香)

180人分データ 世代別に

 このシステムは交通事故防止用ソフト製造販売会社「ATR―Sensetech」(京都府精華町)が開発した。ドライバーの頭部と右足、車体にセンサーを取り付け、運転中に周囲の安全確認時の首の動きや回数、ブレーキを踏んだ時の足の動きなどを数値化。GPS(全地球測位システム)も活用し、車の速度データと合わせて運転技能を評価できる。

 滋賀を含む33都府県の教習所やバス会社が取り入れている。県警は2018年7月に全国の警察に先駆けて導入。交通安全教室などで受講者に体験してもらい、その場で運転時の傾向などを伝えていた。

 さらに踏み込んだ活用を目指し、県警は昨年、これらの講習などで20年9月までに集めた計180人(20~90歳)のデータを、滋賀大データサイエンス学部に提供。運転時の傾向などを年齢別に分析するよう学生らに依頼した。

 その結果、高齢者(65歳以上)の特徴として、▽安全確認時に首を動かす角度が小さい▽安全確認の頻度が少ない▽一時停止線での停止率が低い――などが判明した。一方、減速中はしっかりと正面を見ている人が多いこともわかった。

 県警によると、20年までの5年間で、高齢者が起こした交通事故3867件のうち、交差点で出合い頭に衝突したケースは1170件。全体に占める割合(構成率)は30・3%で、その他の年代の21・7%に比べて高かった。逆に、追突事故の構成率については、高齢者は25・4%で、他の世代(45・9%)より低く、データ分析と統計の数字が一致する結果となった。

 県警交通企画課の後藤寛・交通事故分析官は「分析結果に基づいた具体的な指摘が可能になる」と期待している。

 同学部の川井明准教授(情報科学)は「従来は車の動きから運転手の動きを予測していたため、運転手の傾向を直接分析できるデータは非常に貴重。多角的な分析を進めれば、効果的な事故防止につなげることができる」と話している。

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1983251 0 ニュース 2021/04/14 05:00:00 2021/04/14 05:00:00 2021/04/14 05:00:00

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