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寺ピアノ 育む地域の輪

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草津・西方寺 牧さん夫妻

 駅ピアノならぬ、寺ピアノ!? 草津市青地町の浄土宗・西方寺が境内にピアノを置いたところ、演奏者や聴衆が集う憩いの場になっている。全国の駅や空港などに置く「ストリートピアノ」がブームを呼ぶ中、副住職の牧哲玄さん(41)は「ともいきピアノ」と命名。「寺は地域コミュニティーの場。コロナ禍でも共に明るく生きる輪が広がれば」と願っている。(藤井浩)

「コロナ下 音楽で気晴らしを」

 西方寺はこれまで、飲食や雑貨の店が集まるマルシェやヨガ教室、学習塾などを開き、地域に開かれた寺として親しまれてきた。コロナ禍の影響で昨春以降、中止や規模縮小を余儀なくされる中、こうした活動を手がけてきた哲玄さんと妻光美さん(39)が着目したのが、ストリートピアノだ。

牧哲玄さんの演奏に聴き入る近所の人たち(左端が光美さん、草津市で)
牧哲玄さんの演奏に聴き入る近所の人たち(左端が光美さん、草津市で)

 哲玄さん自身、小学生の頃にピアノを習い、中学からはバンドでギターやドラムを演奏してきた音楽好き。県内外のストリートピアノを訪ね、演奏を楽しむ人の輪を見て「見知らぬ同士がつながれる、素晴らしいアイデア」と感じていた。

 今年初め、縁あってアップライトピアノ1台の寄付を受けたのをきっかけに「コロナに負けず、音楽で気晴らしができる空間を」と境内に置くことにした。

 2月に本堂の軒下に設置すると口づてで近所の親子連れや女子中学生が立ち寄り始め、さらに全国のストリートピアノ情報を集めたサイトを通じ、出張中とおぼしき会社員らが楽譜片手にぶらりと訪れるようになった。多い日には1日10組ほどになり、参拝者らが耳を傾ける。

 寺の催しによく訪れる近くの主婦服部千草さん(38)は「親しみやすいお寺の魅力がまた一つ増えた。小5の次女がピアノを習い始めたので、ゆくゆくは連弾してみたいな」と話す。

 哲玄さんもアップテンポなブギウギのリズムで様々な曲をアレンジするのが得意で、各地のストリートピアノで童謡や唱歌、「六甲おろし」などを演奏してきた。合唱の輪が広がる時、何とも言えない喜びを感じるという。

 「演奏中は必死ですが、とにかく楽しい。上手に弾けなくても、音に親しむことがストリートピアノの醍醐だいご味です」と笑顔を見せた。

 晴れた日の日中に演奏できる。問い合わせは西方寺(077・564・2277)。

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2030460 0 ニュース 2021/05/05 05:00:00 2021/05/05 05:00:00 2021/05/05 05:00:00 牧さんの演奏に聴き入る近所の人たち(左端が光美さん)(草津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210504-OYTNI50051-T.jpg?type=thumbnail

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