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電話つながらない

高齢者にネット 酷

 在宅高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種の予約受け付けが県内で本格化しているが、住民からは「電話がつながらない」と不満が噴出している。市町は電話とインターネットで受け付けているが、ネット手続きに慣れない高齢者は電話に頼り、回線が混み合っているのが現状のようだ。(生田ちひろ)

自治体 対応に苦慮

■苦情相次ぐ

 草津市は4月12日に65歳以上を対象に2600人分を受け付けたが、開始約10分で枠が埋まった。知らずに電話をかけ続けた市民から苦情が相次いだ。2度目の20日(1万2600人分)も、電話はつながりにくいまま26日に定員に達した。

 対策として、3度目の5月11日(2900人分)を前に11回線から30回線に増やし、ホームページなどで「電話のみ」と呼びかけた。

 しかし、実際はネットでも予約できる状況だった。さらに一部の市民が市役所に詰めかけたため、対面での予約も認めた。

 市の担当者は「ネット予約システムは、市が独自に遮断できず、手続きすると自動的に予約枠に入る仕組みになっている。ネットが苦手な人が電話で予約できるようにと思った」と説明。対面予約については「直接役場に来た人を断るのも申し訳ないので」と、困った様子だった。

 10日に開始した彦根市も、10回線用意したコールセンターに電話が殺到し、NTT西日本が市内の電話発信を制限した。電話受け付けは午後5時までだが、ネット予約は夜も続き、翌11日午前9時10分に1万2840人分の予約枠が埋まった。このうち電話からは約700人だった。

■年齢別で募集も

 大津市は、85歳以上を先行して4月5日に電話とネットで受け付けたところ、翌6日に定員に。80歳以上に対象を広げた5月6日は電話回線を16から20に増やしたが、つながりにくい状態が続いた。

 90歳の母親に代わって3日間電話をかけ続けて予約を取った男性(63)は「高齢者にネット予約を求めるのは酷だ。往復はがきで意思を問えばいいのでは」と話す。市の担当者は「郵送方式は時間と手間がかかる。現在の方式が最も早く公平に、大勢に対応できる」と理解を求める。

■予約支援も検討

 電話が殺到するのを避けるため、ワクチンが定期的に届くと見越して確保数以上を受け付けたのが東近江市だ。8月7日まで、対象者約3万1600人中約2万5000人の予約が決まっている。

 それでも、開始当初は電話回線を倍の20回線に増やしてもつながりにくく、予約もネット経由が8割を占めた。

 他県では、ネット予約をサポートする仕組みがある自治体も。神戸市では大学生らが「お助け隊」として予約を手伝う。

 彦根市は予約受け付け前、民生委員らに「ネット予約に協力してほしい」と依頼する文書を配布。今後、ネット予約の支援も検討するという。大津市や草津市は電話の混雑を解消するための対策を進める考えだ。

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